エミル・クロニクル・オンラインのレビュー・評価

プレイ期間＝
感想＝プレイ期間＝
感想＝プレイ期間＝
感想＝プレイ期間＝１年３ヶ月
感想＝これまでランキングにある有名どころのＭＭＯを中心にやりましたが（２６タイトルくらい）自分にとってはいまのところＥＣＯが一番合っていると思います。理想を考えるとパーフェクトではありませんし、悪いところもありますが、そこは人それぞれですね。
良いところ悪いところを含めざっと感じるところを挙げます。

・マウス操作の快適さ◎　視点は一部マップ△、他は◎
マウス操作のレスポンスが非常にいいです。他の２Ｄ・３ＤＭＭＯの中にはマウスの左ボタンクリックしてから１秒後など、遅れてキャラが移動はじめるものもありますが、ＥＣＯはかなりいい操作反応。
数ヶ月前にキャラの移動速度が若干修正され速くなったために、より快適になった。
あと地味ですが、マウス左ボタンを３秒ほど押しっぱなしにすると、ポインタの方向にキャラを自動で移動できる機能は優秀。マップ移動の際にマウスをずっとクリッククリックしてなくていいというのは負担軽減になっています。この機能があるＭＭＯは意外と少ない。
一部のマップ（光の塔や死城など）において、視点がみにくくなる場所があります。
が、視点操作はおおむね良好。マウス右ボタンで自由に調整可能。
３Ｄでキャラの造形が好みでも、マウス操作のフィーリングが合わずやむなくプレイを止めたタイトルがありますので操作に関しては評価１０をつけたい気分です。

・アイテム課金のバランス加減△（キャラの強さだけを求めるなら○）
これが一番このＭＭＯの意見の別れるところで、批判も多いことですが、自分は現状、支持します。
ＥＣＯには、アイテムチケットやＥＣＯクジなどによるいわゆる「課金アイテム」が数多く実装されています。
しかし、他の基本無料ＭＭＯのように例えばレベル９０キャラ用の武器・防具などの装備＝実用装備が課金されることはありません。
（以前ＥＣＯ以外の基本無料ＭＭＯでレベル５０実用装備のために
３０００円支払わないといけないＭＭＯがありました）

実用装備のほぼ全てはゲーム内のみでそろえることができます。アイテムチケットやクジのレアとされるアイテムは、いわゆる「趣味用見た目装備」「ペット」であり「強い装備」ではない。見た目のかわいらしい派手な装備をたくさん集め、自慢をしたいという方はそれなりの財布の中身を用意しなければならないので、
そこは始める前に留意しておいたほうがいいと思います。

・「中華」はいます△　「ＢＯＴ」は皆無◎
ＥＣＯは比較的新しいＭＭＯで、３Ｄということもあり、複雑なプログラムが必要なＢＯＴはいません。業者にとってはＥＣＯ用のツールを作るメリットが少ないからでしょう。
ＲＭＴなどに関与すると思われる、いわゆる中華といわれるユーザは存在すると思います。が、他ＭＭＯと比べてしまうと圧倒的に少ない。理由はやはりＲＭＴを誘発するような強い装備の入手は、ゲーム内でそれほど難易度が高くないので、それほど苦しい金策をしなくても入手できるので、中華の活動を抑制している現状があると思います。
また装備に耐久度があるために、実用装備価格の高騰に歯止めがかかっていることも理由に挙げられるでしょう。

現状一番高い装備は「ブースト」であり、これは「背負い魔」と呼ばれるペット装備の一種で、装備すると移動速度が上がるという実用要素があるために人気があると思われますが、これを使用してもしなくても絶対的にキャラが強く弱くなるわけでなく、
あくまで「ステイタス」といった感じでしょうか。

普通に狩りと呼ばれるレベル上げをしている分には中華は気になりません。もしこれから始める方がレア扱いのペット装備などを落とすボスだけを狙ってプレイするのであれば、中華の存在も気になるかもしれません。が、そこを言ってしまうとほとんどのＭＭＯが×になってしまいますが・・・。

・対人戦×
基本はＰＫなしＭＭＯ。
対人したい場合は「闘技場」に行き、そこで対戦するか、
「騎士団演習」と呼ばれる複数参加者による対人戦に参加できる。
が、逆転要素が少なく対人ゲームを好む方には「ヌルイ」と感じる可能性アリ。熱い対人戦を求める方には向かないＭＭＯかもしれません。
一応×つけましたが、自分はＰＫが好きではないのでプレイに支障がないのですが。


・ログアウト時にもメリットを生む「憑依」「ゴーレムシステム」◎
社会人であり、プレイ時間に限りがある自分にとって地味にうれしいのがこのシステム。ゴーレム（ゲーム内でひとつは無料でもらえる。他も高いアイテムではない）というアイテムを使用、ログアウトすることで、自然物アイテムなどをログアウト中もランダムで自動収集することや、個人商店としての露店でアイテムを売る、買い取ることが可能となっている。また自分の装備に「憑依」しログアウトすると、ログアウト後も装備としてキャラが残り、拾って使用された分ログアウトしたまま経験値を得ることも可能。憑依装備を拾った側も、自分の装備の耐久が減らない、憑依したキャラの強さに応じたステータスアップがねらえる（例・防御力の高いキャラの憑依アイテムを拾い、装備する→自キャラの防御ステータスが少しアップ）などと、憑依落ちした方、拾った方の双方にメリットがあるシステムとなっている。ちなみに、憑依落ちして拾われていても、ログイン時に憑依解除できるため、自分の装備が持ち逃げされることはありません。

・自分の思うがままの「家＆部屋」を作る「飛空庭システム」◎
これは最近になってマップ間ワープ機能を持ち実用性が＋されたシステムです。飛空庭とは、空に浮かぶ浮島のようなもの。レベル３０以上になると毎週大部分のパーツがもらえ、ほかの入手がやさしいアイテムは自力で集め、組み立てることで入手できるプライベートスペース。
家の周囲、家の中に「家具アイテム」を自由に配置。自分の思うがままにプライベートエリアを作ることができる。仲良くなった友人を招きいれることも可能。他のＭＭＯにも自分の家を建てたり、中には街を作れるものもありますが、「領土」が限られているために限りある人しか持てない。しかし飛空庭ならばレベル３０になり、材料とパーツを集めれば誰でもプライベートスペースを持つことが可能となっている。

普通のマップ上には「飛空庭のひも」が表示されており、そこをクリックするとそれぞれの「飛空庭」に出入りできる仕組み。（現在、入庭制限が実装されており、他者が入れない設定にしている場合は入れない）
これは自キャラの強さには関係のないお楽しみシステムであり、
ひとつのやり込み要素として定着している。
飛空庭を制作後、さらに一定のアイテムをそろえ「改造」すると、
マップ間を一瞬で移動できる「飛空庭による移動」が可能になる。

・そのほか気になるところ
これはメリットでもあることで、「中華」の記述では○要素としましたが、装備に耐久度があるというのが気になります。もし耐久がなくなれば自分の武具にもっと愛着が持てるはず。しかし、それだと実用装備が高くなりすぎる可能性もあり、複雑ですが。
生産キャラが作り販売する「修理キット」の需要を生むためにも耐久は必要なのかもしれませんが、そこの部分での葛藤があります。

こんなところでしょうか。