アルテイルのレビュー・評価

プレイ期間＝２週間
感想＝

タイトルは以前から知っていたが、対人戦オンリーだったので手をつける気にはならなかった。
対CPUのお試しプレイや一人用アリーナもできており、遅すぎた感はあるが改善努力はされている。
カードは美麗で豊富。このあたりはプラス評価してよいと思う。

肝心のゲーム性が全然駄目。手札をシャッフルしないので、出す札が初手から殆ど決まってしまっている。
３人連続で同じカード、同じ手順で出してこられた事もあったりと、非常にプレイ中の選択支が限られる。
手順が同じならCPU相手で充分、わざわざ対人戦をする意味はない。

デッキは30枚だが、ユニットは実質３枚でひとつ分の働き。
つまり６〜８枚のカードをどう並べるかという単調なゲーム。これで３年も遊べる人がうらやましい。

３枚一組というのもまた問題で、どんなレアカードでも一枚ではほぼ役に立たない。☆２ですら３枚揃えるには相当な投資が必要。

「壊れ」の問題も、MTGならここまで深刻ではないと思う。
手札シャッフルというランダム要素がある以上、いくら強いカードがあっても、必要な時に出せる訳でもないし、「石化攻撃」「飛行属性」「渡り」といった特性やエンチャントなど、弱いカードが強いカードを倒す手段はいくつもある。
しかし、このゲームでは勝敗は攻撃力・防御力に依存するのみ。

不思議なのは初代アルテイルからアルテイル２になって、そういったルールは改善されず、カードだけ入れ替え。
そらプレイヤー怒りますわな。

フラッシュのプレイ画面もいいのですが、「ブレイク」「オラクル」といったカードの状態がわからない・・・
「グリモア回数」「輝晶石」などといったプレイ中に必要な情報も調べないと見れない。
・・・と、ゲーム性に関して真面目に考えていると思えない。

ルールやカードを覚えながらプレイしている時はまだ遊べたけど、
単調すぎてプレイするのが段々面倒くさくなるゲームです。

※余談ですが、その後、ハンゲームに入ってみて、このアルテイルと並ぶ「コレクションキングDX」をやってみた。こちらはさらに単純で、ひたすらただのジャンケン・・・
結論。PCでプレイするTCGにゲーム性を求めてはいけない。