モンスターハンターフロンティアGのレビュー・評価

プレイ期間＝１年半（今月で引退予定）
感想＝モンスターハンターフロンティアはもともと課金コンテンツの多いゲームではありましたが、月額２０００円以上は支払わなくても十分に楽しめるゲームでした・・・そう、もともとは・・・
　
しかしながらF３→F４→F５と大型アップデートを実装する度に、環境はみるみる改悪されていきました。

・まず、運営が緩和しないと断言していたはずの秘伝防具の制作が、課金コース（秘伝書コース）によって緩和されました。このことによって、秘伝防具を持っていない人は肩身の狭い思いをすることになり、生き残る為に必死になって秘伝防具を作らされるハメになりました。
この時の運営判断の最大の過ちは、秘伝書コースを課金する人としない人で、秘伝防具完成までにかかる時間が大きく開きすぎてしまうということではなかったでしょうか。結果的に、秘伝書コースを課金しないと周りのハンターとどんどん差が開いてしまう為、課金するというよりは課金させられたのが秘伝書コースだったように思います。

・次に各秘伝防具の能力のバランスです。
フロンティアでは大型アップデートの度に各武器種の優劣がコロコロ変わります。例えば、昔は糞武器などと罵られていたヘヴィボウガンの秘伝防具が、いまやフロンティア最強の遠距離武器の地位にあります。
その反面、ヘヴィボウガンと同じ遠距離武器に属するライトボウガンや弓は虐げられ、募集分でその名を見掛けることはほぼ無くなりました。
本来どの武器種もトータルDPSは同じくらいにバランスを調整するべきなのに、モンスターに合わせて武器を選ぶ必要すらない程に遠距離武器の中でヘヴィボウガンだけを強化した運営の意図は、延命処置・・・これ以外には思い浮かばないのです・・・

・さらに、F5からはFコース（フォワード応援コース）というとんでもない課金コースが実装されました。
このコースは３日間で３０００円と驚くほど高額なコースなのですが、高額のコースそのものには別に反対でも賛成でもありません。
問題なのはその内容です。たくさんある特典の中に、常時元気のみなもと効果（受けたダメージ７５%カット）、与ダメージ２５%アップというありえない特典が含まれているのです。つまり、不死身のゾンビハンターとなって、さらに問答無用でモンスターに与えるダメージも２５%
アップするという公式チートコースが正当化されたのです。
毎月チート行為を行ったユーザーをBANしている運営のやることとは思えません。このコースが実装されたせいでモンハン本来の面白さが奪われただけでなく、覇種などの強力なモンスターの募集はFコース加入者を募るものばかりになっています。３日間だけの為に３０００円も払うのはバカバカしいし、不死身のゾンビになってプレイしてなにが面白いのかわからない自分のような人間の居場所はどんどん狭められてきています。そしてFコースに関連する事項で最も腹立たしいのが、運営が覇種モンスターのタイムアタックを推進し、その上位のハンターの名を公式に載せるというイベントを実施していることです。
当然のことながらFコース加入者が圧倒的に有利なわけで、事実上のFコース推進を遠まわしに行っているわけです。運営はFコースの実装について、新規ユーザーが早く既存のユーザーに追いつけるように実装したと言っていました。それならFコース加入者はランキングされないようにするべきですよね？本当にどこまでも露骨に客をバカにした運営っぷりです。


[以上をふまえてＭＨＦを総括]

ＭＨＦの運営陣はユーザーをバカにしています。効率重視の作業ゲームにしたのも、武器バランスを崩壊させたのも、すべて運営の責任です。そうならないように上手にバランスをとるのが運営の仕事だからです。ここの運営は毎月ユーザーからの要望を公表していますが、運営方針に対する批判など、自分たちに都合の悪い内容のものは一切公表しません。金儲けの色合いがここまで濃くなってしまうともう終わりだと思います。一度崩壊したものはそう簡単には修復できません。
ＭＨＦというゲーム事態は面白いだけに非常に残念でなりません。
これからモンスターハンターフロンティアを始めようとしている人に一言「ぜったいお勧めできません！！」