真・三國無双 Online Zのレビュー・評価

プレイ期間＝２００７年〜２０１３年、２０１７年
感想＝


なつかしいなあ
始めた頃は激突部屋が常に満員で、待機は１分も必要がなかった
争奪もかなり熱いものがありました、人めちゃくちゃ多かった。
連勝プレーヤーに熱い視線がそそがれたものです、楽しかったね。

レビューですが結論から書くと、スマホの無料アプリゲームでもやったほうがいいです。
なにせユーザーが少なくて対戦できません。
いまさら課金しても意味がありません。


【失敗の原因】

運営がコーエーからネットマーブルに移って課金色が強くなり、武器バランスが崩壊したことからユーザー減が始まりました。無課金、低課金ユーザーをいかに課金ユーザーのエサにする、またゆるく課金させていくかがゲーム運営の核部分ですが、課金の恩恵が強すぎ、エサが少なくなり運営はまた収益を上げるためまた課金要素を追加、課金の恩恵が更に強まるという悪循環となりました。

また課金ユーザーを避けるべく中〜上級者がサブキャラを作り、新参クラスに出没するようになりました。新規ユーザーを蹂躙する一部の悪質ユーザーが現れだし、新規参入者が減ってさらに悪循環となります。

ユーザーがいないと８人揃えたい対戦もどんどん人数が揃わなくなり、高価な武器をもっていようが対戦が始まらないのが普通になっていきます。待ち時間１０分を切ったら立て直しされる部屋一覧画面をぼんやりと見てた人は多いでしょう。

「無双はチャットゲームだよ」と言う人は多かったですね。
（※ 現状はチャットする相手すらいないようですが）


凋落の根本は次の２点と感じています

■コーエーは良質ゲームを作ったが、当時はマルチプレイヤーオンラインゲームの収益化ノウハウがなかった
■ネットマーブル以降の運営は目先の収益化を最優先し（またはライセンス料その他を払うために）課金要素を強めることでバランス調整に失敗し、ユーザーを減らした

力量不足は責めれないので仕方ないのですが、せっかく集めた多くのユーザーは失望し去っていきました。


【存続できている理由】

ただ、チャットゲーム化した状況でも２年ほど続いていた頃になぜ存続できているのか考えてみたところ、理由として本ゲームは武器やグラフィック、武器能力やプログラムコードのテスト場なのかな？と推測していました。プレステやらの別ハードに移植する前段階として利用されていて、収益を上げなくても良い世界なのかなと。

なので担当スタップはかなり少なく、かつ兼任させられているのではと推測しました、要望送ってもテンプレな理由です。


しかしサーバーや回線代が安くなったこの時代までサービスが続いているのに、今ゲーム会社がこぞってほしがる「アクティブユーザー」を失ったことは、結果的に失敗だったと言えます。ユーザー数さえ維持できていれば、収益はプラスに転じ、他ハード・タイトルへの展開誘導もできたのではないのかなと期待してしまいます。

現状のフォートナイトやApex、スプラトゥーン2などの課金モデルを見ると、多数のユーザーと有名タイトルを失うリスクを犯してまで、果たして課金要素を強める必要があったのだろうかと思わざるをえません。本ゲームのピークを経験したユーザーとしては、どうしても愚の骨頂に見えるのです。


というわけで「もったいない」という感想が、長くプレーしたユーザーにとっては一番しっくりくる言葉なのではないかな、と思いました。ほんともったいない。