セカンドライフのレビュー・評価

プレイ期間＝6年
感想＝私にとっては素晴らしいゲーム（いわゆるゲームとは違う…？）

ゲームとは何ぞやというところから考えさせられます。


私はSIM（シム＝MMORPGでいう、ひとつのエリアのようなもの）を所有して、そこで箱庭的な空間づくりを楽しんでいます。

景観にはそこそこ自信があり、観光スポットやデートスポットとして（知らない人たちに）利用してもらっています。
どこの国のだれにでも利用してもらえるよう、開放しています。

私の箱庭は、256m*256mの静かな海に浮かぶ、4万平方メートルほどの島。
島の南部には小規模な港町があって、ヨットやちょっと古風な帆船が浮かんでいます。
町をめぐる水路が水音を立てて、ちょっと地中海？なイメージ。

町から東へ向かうと、サンゴ礁や広い砂浜が広がっていて、海水浴などが楽しめます。
町の北側はちょっとした森で、滝を横手に見ながら遊歩道を進んでいけば、木立がひらけた高台にある洋風のお城に出られます。
お城は私の住まいですが、私自身の部屋をのぞけば、自由に中まで入れます。

城にも浜辺にも、森にも、いくつかのギミックを用意していて、噴水を囲んでのお喋りやダンス、船遊びなどができます。ちょっとエッチなことも（笑）
町には誘致した商店がいくつかあって、クリエイターさんが自作の服や小物などを売っています。

私のたのしみは、箱庭の作りこみじたいもその一つですが、訪れる旅人達がたのしんでいる様子を城の窓から眺めることです。
完全に自己満足なんですが、お姫様な気分を味わっています。

ただ私の遊び方だと、環境の維持に毎月2万円かかっています。
実際には3万5千円ほどかかっているのですが、島の東側のちょっとした平地を人に貸していて、家賃収入と誘致店舗のテナント料で1万5千円ほどが相殺されて、2万円が実費です。

島ひとつまで所有しているのは比較的ヘビーユーザーだと思いますが、なんというか、大人が趣味でたしなむには素晴らしいと思います。
もちろん、私のような人が作った箱庭を楽しむ旅人側でもいいと思います。受け手であれば、ほとんど費用はかからないはずです。
ほかにこんなことができるゲームは存在していないので、満点評価です。