シルクロードオンライン &FOのレビュー・評価

プレイ期間＝3ヶ月ぐらい
感想＝アイテム課金制とかけて、最低の娼婦と解く、その心は？。
　「商品をちらつかせながら値段交渉をしてムードをぶち壊しにする」
　なんかあんまりうまくないですが、アイテム課金制のゲームを見るといつも「ブラジャーを脱ぐんだったら三千円、あ、パンティーも一緒だったらプラス二千円よ」という具合に値段交渉をする娼婦を思い出します。なに？ボラれた事があるのかって？。ご想像にお任せしますｗ。
　この課金制度を考え出したが誰かは知りません。しかしそいつは、なにをされたらゲームをやっているユーザーが怒るかということをこれっぽっちも想像できないようです。ユーザーは、ゲーム会社が自分たちをお金としか見ていないということがわかった瞬間に怒るということも解らない。
　私はアイテム課金制絶対反対論者です。なぜなら、ゲームの構造をゆがめてしまうからです。アイテム課金制ネトゲには、最初は基本料金タダをうたうゲームが多いのですが、それだけによけいにまずいと感じます。
　なぜならゲーム会社がどこかで利益を出さなくてはならない以上、本当の意味で「タダ」のゲームにするわけにはいかないから。「楽しませる」より「利潤をとる」方向へゲームの構造を転換せざるを得ない。利潤構造自体に大きな爆弾を抱え込むことになります。ゲーム会社とユーザーの「値段どおりに楽しむ」「楽しませる」の関係性は自壊して、どんなに面白い土台を持ったゲームでも利潤追求のための道具ゲーとなるのがオチとなるのです。
　現在、あまたあるアイテム課金制ゲームの中であえてこのシルクロードオンラインのレビューにながーい書き込みをしたことには大きな意味はありません。あえて言えば自分がもっとも長い間プレイしたアイテム課金制ゲームだからぐらいです。考えてみればこのゲームはまだマシなほうで、もっとひどいアイテム課金制ゲームなんか山ほどもあるんですがね（笑）。あれとかこれとかそれとか。
　このゲームね、グラフィックは悪くないんですよ。三項対立も、システムとしては悪くない。だから3点つけました。アイテム課金制をやめてそれに見合うようなシステムの見直しさえ行えばグンとよくなる要素はある。「金を払わなきゃ強くなれない」というシステムさえ見直せばいいんです。それだけでゆがみが取れるんです。でもゆがんだ今のままでは3点が精一杯。これがアイテム課金の行き着く道です。