World of Warcraftのレビュー・評価

プレイ期間＝3年

プレイして3年になりますが、WoWは大きく変わりました。
現在２つの拡張パックが発売されていますが、初期のWoWとは大きく趣旨が異なっています。
初期のWoWはEQをカジュアルにしたゲームでした。バランスは割合良かったですが、Raidの敷居は高く、決まった人しか遊び込めないゲームでした。

1つ目の拡張パックではその方針は見直されました。
40人必要だったダンジョンは25人が最大になるように再設計され、
敷居は大きく下がりましたが、実際に挑戦できるのは限られた団体だけでした。
このころ対人のシステムの一部としてArenaが実装されました。
Arenaは世界でe-スポーツとして展開され、数千万のお金が賞金として
動くほどの規模となりました。

2つ目の拡張パック、2008年11月に発売されたそれは、今までの趣旨とは大きく違うものになりました。
まずすべてのクラスの性能が平準化するように設計され、すべてのクラスで
理不尽なほど大きなダメージが出るようになり、
これまで（第二拡張パック発売前）理不尽なクラスバランス等はありましたが、
今までで最低のバランスになったと世界的に批判を浴びています。

Raidダンジョンはカジュアル向けになり、誰でもクリアできるような難易度まで落とされました。
（コアゲーマーは難易度を調整するギミックを使ってさらに難しい難易度にトライしていますが）
その結果、次々と強力なアイテムがすぐに手に入り、ただでさえ早かったコンテンツ消化が
今までの数倍早くなりました。

結果、コアゲーマーにはあまり受けないゲームになりつつあると思います。
その代わり、カジュアルゲーマーには受け入れられるような状態になりつつあります。

まとめ：
カジュアル向けのクエストゲー。拡張パック後のバランス調整はいまだ進行中。
今から始める人でも半年ほどで恐らく最高クラスの装備になると思います。
（1日4〜5時間のプレイなら）

英語の壁は当然ありますが、外国人とのプレイはある程度英語が読め、
最低限の受け答えができれば楽しめると思います。
文法なんてむちゃくちゃでも構いません。単語の羅列で理解してくれます。

評価点の内訳：
ゲームの楽しさ：9点
ゲームバランス：4点（2009年1月地点）
やりこみ要素：3点
レベル上げ過程の楽しさ：3点（但しストーリーを楽しめれば高得点）

このゲームを遊ぶ前にWarcraft3日本語版をプレイすることをお勧めします。