大航海時代Onlineのレビュー・評価

プレイ期間＝休止も含め7年ほど
感想＝大航海時代という史実を元に作られていて、実際にあった事件等もイベントで登場し、また有名な遺跡や史跡の探検も出来るので歴史好きな人はとっつきやすい。
景観も綺麗な方である。
それに伴い世界各地を飛び回るので地理の勉強も出来る。
多種多様な船が登場し飽きさせない。

要求スペックも低く、ちょっと古いPCでも全然遊べるのも吉。
月額課金なのでお財布にも優しく、パッケージの販売もあるがそこまで値段が高くないのも良い点。

月額課金であり、更に大航海時代という観点から年齢層が高く低年齢層が居ない為プレイヤーがしっかりしているのでその点は安心。

また最も評価が高いポイントにサポートが非常にしっかりしているのが挙げられる。
不具合やどうしても解らない質問等はゲームマスターに直接聞け対話してくれる。
順番なので待ち時間がある時もあるが、30分〜といった待ち時間が発生することもなく必ず対話には応じてくれる。

またメールも無料系に多いテンプレで返してきて質疑応答にならないメールをしてくるようなこともなく早ければその日の内に返信があり、誠意あるキチンとした返信をしてくれるので非常に好感が持てる。


ここからは悪評。
開発や運営のプロデューサーがゲームをプレイしていないのがバレバレな仕様変更やアップデートを行う事が多々あり、じっくり考えて吟味すれば起きないであろう事例が起きるので馬鹿馬鹿しくなり辞めてしまうユーザーが多い。
バグテストもいい加減でユーザーにチェックさせているのか？と思う事がアップデートの度に起こる。

1ヶ月のプレイ料金は1515円と安いものの、キャラスロットやアカウント内で共有出来る金庫等が全て課金であるのでフルに課金していくと5000円近くになる。
また大型アップデートが来るとアカウントをアップグレードしないと新システムが遊べないという事があるのでそこで更にお金を払う事になる。

アップデートをしても小出しが多く、テコ入れすべきところが数年間放置され「え？今更？」という部分があったりするので何を目指しているのか解らなくなる時も多い。

これはどこでも言われている事ではあるが、海賊プレイ(PK)に対しての制限が余りにも多く最も酷いのが1ヶ月絶対に襲われない課金が525円で登場してしまった事である。
通常、海域には安全海域・危険海域・無法海域と存在し安全海域はPKはされないが、危険と無法はPKされる海域であるにも関わらず襲われる事なく進める。
課金での回避だけではなく、上納品(襲われた場合、これを使うと所持金の半分を使い回避するアイテム)
非戦密約の書簡or断簡(30分or1時間襲われないアイテム)
そして課金である。

大航海時代といえば有名な海賊も居た時代。
海賊といえば、人質を取り身代金を要求したり船を乗っ取り金銭を奪いそれで生計を立ててたものであるが、大航海時代オンラインの海賊は生計を立てるどころか襲えないのである。
海賊行為は一日5回までと制限され(回数上限に達した場合は海賊島で解除は出来る。しかし2箇所しかなく場所によっては遠い)
上納品も海賊島で金銭と交換は出来るが、お世辞にもいいレートではなく小銭程度にしかならない。
交戦出来れば万々歳であり、運よく交戦出来ても上納品が飛んでくる。
拿捕なんてまず不可能。無茶苦茶である。

そして火災や不衛生、ネズミの発生等といった様々な自然災害が航海中には発生するのだが、これを時間単位で完全に押さえ込むアイテムも普通に道具屋で売り出してしまい登場してしまっているので完全な放置航海が出来てしまう。
洋上では一定時間(30分)操作をしないと自然にログアウトする仕様になっているが、課金でPKに襲われず、嵐や吹雪といった自然災害を除く全ての災害を押さえ込んでいるので長い直線に入ると完全に放置出来るのである。
以前だと嵐になると船を停船させないと被害がとても多く船の操作も出来なかったが、対波という部分を強化していると操作まで出来てしまうので例え放置中に嵐が来ても問題なく進める。
落ちるまでの30分の間にご飯を食べ、シャワーを浴びる者までいる。
画面すら見ていないのである。もはや航海ではない。