ディアブロ�Uのレビュー・評価

プレイ期間＝６，７年
感想＝

ぶっちゃけこのゲームは難しいんです。よく言えば奥深い、悪くいえば複雑。
そこを越えたとき昨今のゲームを越えた面白さが理解できるのだと思います。

昔は（他ゲームという）選択肢がほとんどないので理解せざるを得なかった、
つまり多くの人がその面白さを知るに至った。今はこのディアブロ２を手本
にしつつ、システムを簡略化したゲームが溢れており、そちらに先に馴染むと
面倒くささを感じるかも。グラフィックはさすがに今の水準ではやや物足り
ないでしょうし、面倒くささを感じた時点で１点、２点の評価を与えて離れる
ことになるのも無理からぬ話。

しかし昨今のゲームがどれも同じ量産型で、ＰＳ不要で重課金装備押しすれば
なんとでもなるのがアホくさい、と退屈するハードコア野郎には最後にこの
ゲームをおすすめしておきます。

ヌルさを嫌うなら究極のハードコアモードがあります。一度でも死んだら
すべて終わり（即死クラスの攻撃も平然とある世界で）、キャラとアイテムは
永遠に失われるモードです。

それは単なる異常な無思慮の締め付けではなく、『ＰＳを軽視してテキトーな
ゾンビアタックに甘えてたやつを徹底的に世界から排除する』『あれが起きたら
死ぬなーまぁ大丈夫だろと、状況に対する分析、対策があまりに楽観的、打算的
であることを許さない』『アイテムひとつひとつへの完全なる価値の見極め、１００％有効利用できる能力が問われる』という究極のゲーム性を持った
ステージを意味します。

装備がいくらすごかろうが、甘さを残す人間はその装備とともに容赦なく消えて
いく世界。試されるのはそういったいかなる状況からも生き残る本物の強さ。
これが最高のエクスタシーを与えてくれると思います。