The Tower of AION（アイオン）のレビュー・評価

プレイ期間＝オープンβ
感想＝残念。
元々日本ではうけない対人メインゲーだと聞いて、大して期待しないままプレイしたのだが・・・

ゲームとしては、ごく普通の出来。
オートランは無しで、拠点移動にも拠点設定にも何かとお金がかかるいらつき必至の仕様なのはいきなり頭が痛い。
拠点設定なんて普通は無料だと思うが、このゲームは違う。
初期村で100G、首都では1600G前後かかってしまうのだ。
何故こんなに金がかかる仕様にしたのだろうか？

キャラの走るモーションもどこかおかしい。
魔族など、違和感しか感じないレベル。

戦闘もごく普通だが、バランスは結構キツめ。
回復を挟まないとほぼ連戦は無理だろう（回復系を除く）
同じく戦闘に時間がかかるプリウスに似ているが、こちらは向きを合わせる必要が無い代わりに被ダメが大きいのがネック。
ストライダーなんかは、1戦闘でかなりの壊滅的ダメージを受けるのが何か哀しかった。

空を飛べるのも売りのひとつらしいが、飛べる場所が限られ過ぎてるのであまり意味は無い（基本要塞の近くやアビスでしか飛べないと公式掲示板にも書かれている）
滑空は使い勝手が悪いし、オートラン無しなのに移動手段にも使えないとなれば…ほぼ無用の長物だろう。
余談だが首都はかなりの高地にあり、一歩間違えれば墜落死の危険すらある（事実沢山のひとが墜落死するのを見た）
そんな場所ですら飛行禁止区域なのである。
・・・やはりどこかおかしい。

狩り場は過疎とBOTまみれでカオス。
特に初期狩り場はすでに誰もいないゴーストタウンと化している。
この時点で終わってると考えていいのだが・・・・・・

最後は課金形態。
正直これはないと思った。
こんな超不況時代に、時間制限アリで本国より2倍高い設定を平気で行える運営の頭の中は一体どうなっているのだろうか？

せめて時間制限無しで本国準拠の値段設定なら、ここまで叩かれることは無かったのではと思う。

残念ながら、この課金でプレイする価値があるゲームではない。

ストーリー重視の内容とか、戦闘時に赤く光る魔族の目。
放置時の生き生きとしたキャラの動き、かなり細かいキャラメイク。
良い所もそれなりにあっただけに、非常に残念。
まさにゲームは運営次第だと言う事が良く解る好例。

これにお金を落とすくらいなら、他の基本無料の良ゲーにお金を落とした方がまだ建設的だろう。

このあまりにも空気を読まない課金設定に遺憾の意を示す意味でも、今回は0点とさせていただいた。

合掌。