エルソードのレビュー・評価

プレイ期間＝２年以上
感想＝それなりに面白い

□ダンジョン
　コンボは簡単にでき、スキル使用時に出るカットインが戦闘を華やかにしてくれるので、「ドラマティックコンボアクション」といえると考える。だが、後半に進むにつれ、一定回数攻撃を当てると仰け反らなくなり反撃してくる敵や、画面の奥へ退避する敵、回復してくる敵と難易度が上がって来るため、事前に攻略法を調べなければコンボもまともに出来ない。
また、それぞれの職特有のダンジョンでは使ってはいけない、推奨されないスキルやコマンドがある為、それも覚えなければならず、慣れるまでは素直に楽しめない可能性がある。

□システム
　・キャラクター
　オンラインゲームらしくキャラクターの性能に大きく差があり、強い職・弱い職が存在する。見た目で選んで転職し、後半そのキャラクターの弱さに絶望し、同キャラクターの別の職を作り直すという人もいるぐらいだ。ダンジョンではそのキャラがいるかいないかでクリア時間に大きく影響があるため、弱い職でパーティ募集をしてもなかなか集まらない時がある。

　・決闘
　対人戦ができるシステム。ダンジョンとは別の仕様が設定されており、装備、キャラ、ステータスを厳選しなければ到底勝ち上がることはできない。覚えなければならないテクニックもあるが、装備・レベル・キャラの差で覆せることが多いため、多くのユーザーは課金へ走る。
　・コミュニティ
　ギルドに入ると世界が変わる。ソロだけではクリアできないダンジョンもギルドの人と協力することでクリアすることが出来たり、テクニックを教えてもらったりすることが出来るのでエルソードをより一層楽しむことができる。当たり前だが、親切な人ばかりではないのでどのギルドがいいか、どれが信じていい情報かと考え、調べる癖をつける必要がある。

・ヘニルの時空
　いわゆるボスラッシュ。一日に３回まで報酬が受けられ、入場制限はない。進むほどに難易度が増していくが、報酬は増える。初見で全て突破は無理なので、レベル・装備・パーティメンバーと相談してどこまでいくかを決める必要がある。報酬を使い強力な装備を製造したり、金策をしたりとレベルが上がるほどお世話になるダンジョン。しかし一般ダンジョン以上に覚えることが多く、難易度も高いので相応の知識が必要。またパーティによっては装備に一定の基準を求める場合があり、なれるまでは野良で行くのではなく、ギルドの人に教えて貰いながらいくことがお勧め。

・秘密ダンジョン
　高難易度のダンジョンで、一筋縄ではいかないボスがいるダンジョン。対策が不十分であれば倒すことができないボスばかりで、事前に攻略法を調べることが必須。また入場には特別なアイテムが必要となり、専用のクエストを受けることで報酬がもらえる。ここでも金策が可能であり、装備が整うまでは長くお世話になる。ここもギルドの人と行くことを推奨する。

□課金
　無料でできるが、後半はかなりきつい。一般のダンジョンであればよほどどのことがない限りパーティ入場拒否はされないが、高難易度ダンジョンでは装備が一定以上なければ拒否され、行くことすらできない。そのため課金でアイテムを買い、ガチャを回して金策に走るというのが多くのユーザーの課金事情だ。また、全ての機能を開放せず、不自由に設定することで、追加機能を買わせようとする姿勢が見て取れて人によってはそれだけで引退を考える程に残念だ。

□運営
　点数が低い原因。対応が遅く、メンテナンスも時間通りに終わらないことが殆ど。未だに解決していないバグも多く、イベントも本国の運営には比べ物にならない程面白くない。希望を送るも反映されずに放置され、好感が持てない。


□総合評価
　やりこみが出来る要素がなく、装備を整えたら決闘しかないので楽しめる要素が少ないゲーム。それでも他のキャラを作ったり、さらに装備を厳選したりと楽しみを見出すこともできるが、無課金では気軽にできないため人を選ぶ。