ドラゴンネストRのレビュー・評価

プレイ期間＝2年
PvEメインの中堅ユーザーとして評価を。

良い点
　アクション性は他に類を見ないほど良い。視点がキャラに近く、スキルも派手で上手く動かすことができれば爽快感もある。キャラの重量感もあり、かと言って重たすぎることもないため動かしていて楽しい。ストーリーもキャラによる差が少ないものの楽しめる出来ではある。PTプレイでは職毎に役割があり、それを理解して協力し合うことで難しいステージでもクリアすることが可能になる。時間をかければ面白くなるゲームシステムである。

悪い点　多すぎて書ききれないが…
　　�@コンテンツ不足
PvE
　現状80キャップにおいてネスト(PvEのボスステージ)は1つ、そのネストに少し手を加えただけのコアネストが1つ。内容は既存ボスの使い回しに飛ばせないゲージギミック、無敵貫通ストンプ、即死ギミックと単調で、かつだるくなる内容。アクション性の良さを殺しにかかっている。また、連帯責任の即死ギミックが多く、不慣れな人はPTに入りにくい。今度新しく出るだろうドラゴンネストも情報を見るかぎり姿も攻撃パターンも似たようなものになると予想でき、期待はあまり持てない。攻撃モーションを複雑にして単純な難しさを上げれば人は集まると思うが、運営や開発はそれをする気も能力もないようである。
PvP
　運営はPvPを推しているが職差がvE以上に激しく、PvEなら職差があっても時間がかかるだけで済む(効率を優先する人は職指定をするため問題ではある)が、PvPでは不遇職の場合、同等の腕な場合はまず勝てない。報酬も少なく、今でもやっているのは格ゲーやPvPが好きな人で、かつ自分の腕に自身がある人のみ。また、スキルの効果や再使用時間がPvEと異なるため、勝つためにはPvEと異なる振り方をしなくてはならないため、余計にPvEメインの人は参加したがらない。
その他
　他のコンテンツも休憩がてらにやる人はいてもそれをメインにするような人は少ない。人を集めたければ主力のPvEコンテンツを充実すれば良いのに運営は明後日の方向を向いているようだ。

　　�Aラグ、接続障害
　オンラインゲームにはつきものだが、即死ギミックが多いドラネスでラグがあると何も食らっていないはずなのにいつの間にか死んでいる、ということがよくある。ラグの緩和ができないなら即死に頼らずモーションを追加して難しさを上げれば人も増えるとおもうのだが。ラグだけでなく突然落とされることもあり、戻ってきたらそのせいでPT全員が幽霊（戦闘不能）なんてことも。グラフィックはファンタジー系で粗いテクスチャなのにどうしてここまで重いのか。開発が変わってからのプログラムの書き方に問題があるのでは。

　　�B日本の独自仕様()
　他国ではある程度のお金で装備が揃い、火力もカンストするためエンドコンテンツまでの道のりは短いが、日本では高い課金額に加えガチャ要素をまんべんなく取り入れてくるため、エンドコンテンツに行く装備を揃えるためには、相当運が良くない限りかなりの課金額、もしくは時間を要する。

　　�C運営の対応が酷い
　運営の悪さは過去のレビューで散々言われているが、最近では無課金でアイテムを封印できるドロップアイテム、をドロップしないように調整（これは朱印の説明を見れば分かる）し、課金が必要な封印アイテムの購入を促すなど人を増やすことは考えず徹底してユーザーから金を搾り取ろうとしている。搾取の手段が強引過ぎて引退する人が続出している。まずはユーザーを増やすことがが大事だというのにこの方法を取り続けるあたり、他の方法を考える頭もないようである。

　　�D新規ユーザー確保ができない
　無課金の人でも運良く性格が良い人に出会い運良く良いギルドに入る、もしくは固定PTで組めるようになり、運良くドロップアイテムを手に入れ、運良くイベントでアイテムを手に入れれば1キャラだけならエンドコンテンツを楽しむことはできる。ただ、ライトユーザー向けの支援はシステムとして師匠等あるものの始まりの町には人がほとんどおらず、結果始めたての人はたいてい困惑し、新規ユーザーが増ることはめったにない。他のゲームの合間などににちょっとだけやるゲームとしては向いていないため、増やしにくいのは分かるが…

最後にすこしだけ。

　散々悪い所を挙げたが、アクション性やシステムの根幹は良いのでこの分野が好きな人は一度やる価値はあり。運営がまるごと変われば皆にとって良いゲームになるかも。現在では楽しめる人は楽しめる、そんなゲーム。