ウルティマオンライン（UO)のレビュー・評価

プレイ期間＝正邪の大陸〜武刀の天地、約１年半
感想＝武刀の天地に関してのレビューがないようなので、それを中心として現在のＵＯについて
書かせていただくことにしました。
武刀の天地での一番大きい変更点は、トクノという
和風のマップの導入と武士、忍者という新スキルの
導入です。

〇よいところ
・武士、忍者スキルの導入により、戦闘キャラのスキル
構成のバラエティーの幅が広がり、従来、戦士キャラ
などは「みな同じ」といわれていたのが、
個性的になった。
・武士、忍者スキルはまた対人キャラにとって
非常に強力なスキルであり、従来対人キャラが
お金をかけた魔法使いのみになりがちだったの
に対して、対人の敷居を低くし、バランスもよ
くなったと感じる。
・トクノのイベントによって、よいマジックアイテム
が初心者も含めて誰でも手にいれることが
できたので、対人の敷居に関して、上記も含めて
より低くなっていると思う。
・新マップにより、土地も広がり、土地価格が
さらに下落、誰でもが家、自分の店をもてる時代に
なった。

〇悪いところ
・武士と忍者スキルのよいところを書いたが、
これは既存のキャラに組み合わせると強力に
なりうるスキルであるが、初心者には（特に
忍者は）扱いにくいスキルでもある。
そのことに対しての断りもないので、忍者が面白そう
と思って、テンプレートから忍者を作ったら
狩りにもなにも使えないキャラになりがちだったので
はと思う。
・テンプレートの生産者に「鍛冶屋」があるが、
「正邪の大陸」版のときから、死にスキル
が組み込まれていて、それから１年以上たつのに、
いまだに、その死にスキルを組み込んだ、
テンプレートを初心者に提供している。
大きな店でパッケージ販売しているようなゲームで
こんなことが何年も平気で行われているのは、
詐欺に近いと感じる。
さらに、武刀の導入の少し前からドロップ品の
装備品の質がよくなったため、
専業の鍛冶屋については、生活がなりたたなく
なっているのが現状。
ＵＯでは生産が売り物であったけれど、
鍛冶屋失業時代が象徴するように、生産スキルは
誰でもが上げられるものであり、また新規参入者が
少ないこともあり、普通のものではまず売り物には
なりがたい。生産スキルは趣味スキルと化しているの
が現状なので、プロの生産者を目指す人は、
ＵＯはやめたほうがいいと申し上げたい。
・開始して７年以上たつのに、バグが多い。
ささいなものもあるが、保険バグのような
プレイヤーにとっては引退に追い込まれるような
非常に大きいものもある。
・不正ツールの使用、寝マクロが堂々と行われて
いる。寝マクロなど、日常茶飯事で行われていて、通報されるケースも多いようだけれど、アカバンなどには
ならない模様で、全体のモラルの低下とそれに伴って
プレイヤーのやる気をそぐものである。
・ＵＯのそれまでの風景はクラシックなヨーロッパの
田舎風で、その雰囲気がよかったが、武刀で導入
された家は、中華とも和風ともつかない、欧米人が考えた安っぽい和のインテリアで、それまでの雰囲気と
なじまない。
・新規の人は少ないので、同期がほとんどいない点おすすめできません。また、ほかの人も指摘していますが
古参が多く、倦怠ムードがただよっている点など、
新人のやる気をそぐのではと感じます。

評価：
それでもまだ、狩りでも対人でもＰスキルがものを
いうのがいいところ、強くなりたいと思わせる要素
は多い。
シーフやテイマーなど、ＵＯならではという職業も
あって楽しめる要素もあり。計２点