ウルティマオンライン（UO)のレビュー・評価

プレイ期間＝数年前に１年程、最近になって数ヶ月
感想＝レベルという概念をなくし、スキルという形で自由度を高めたシステムは非常に良かった。昔このゲームをやっていた時、ユーザー層も非常にバラエティー富んだ人種とも触れ合える（私が知ってるのは大学助教授とか）ので人間関係も楽しむことが出来た。
しかし、最近になってその芸術的バランスが近年流入していくる韓国オンラインゲームの波に押される形で崩れてきた。レベル制を取り入れていない故、ロボットのように作業的なプレーを強制され、それがネットゲームの本質と勘違いしてきたユーザーの流入により、アイテムやレベルなどデータとして形になるものを残さないとユーザーがつかなくなってしまった。
プレイ時間＝キャラクターの強さとして誇示できるひとつの解決案としてアイテムの誇張化がされ、それがユーザー層の質の低下にも繋がった。
結果、一部のロボット的操作やレアアイテムを習得する為にひたすら作業的に行動する者が増え、過去、誰もがその完成度の高さにため息をつかずにはいられなかったゲーム性は失われたと思う。
ネットゲームとして、そういう風潮が高まっているので偏にそれが悪いとは言えないが、何もその完成されたシステムを崩してまでゲームを無理矢理変えていってしまうとは非常に勿体無かったかもしれない。
昔のＵＯであれば、文句無く満点であったが、現状アイテムコレクトと補佐ツールが無ければまともに勝負できない対人戦闘(これは昔からだが）などをトータルするとそこらの韓国ゲームと大差ないように感じられる。