ウィザードリィオンライン(Wizardry Online)のレビュー・評価

プレイ期間＝Ｏβから現時点まで１０日程度
感想＝個人的には悪くない。

操作性は良いという訳ではないが大きな不満があるほどでもない。慣れれば特に気にならなくなった。
元々３０〜４０代ぐらいの人を対象としているらしく、おじさんでもできる程度のアクション性。
ガードとバック（サイド）ステップぐらい。ファイターならクリック連打でも戦えなくはない。

難易度（敵の強さ）はＭＭＯ初心者とかにはややキツメ。
ファイター以外で何も考えず正面から殴り合っていたら最初のダンジョンで積む程度。公式からしてＰＴ推奨。
（一応、慣れた人ならよく敵を見て動けばソロでもやってやれないことはないが。）
ＰＴ探しは「ＰＴからメンバーの募集」「ソロからＰＴの募集」が双方向でメインメニューから何時でもできるので楽なほう。
ちゃんと攻略度や目的をコメントに書けば、集めるのはそんなに難しくは無い。
ぼっちじゃ辛くてみんなＰＴを組みたがってるので勇気を出そう。

ダンジョンは１から攻略すると数時間程度かかる。
ダンジョンの中は何カ所か奥への道をふさぐ石像があり、道中のＮＰＣクエストを達成することで貰える水晶を付けるか、
あるいは石像が出すリドルを答える（ヒントはダンジョン内に転がってる）ことで中ボスのいる部屋に進める。そいつを倒すと先に進めるようになる。
個人的に、中ボス部屋（決戦場）の音楽は好き。
攻略が長時間に渡る関係上、人によっては数日がかりになるのは間違いない。
ＰＴを組むなら、時間の確認と攻略度合いの確認は最初にやっておくと吉。
敵の強さも相まって、初見ＰＴを組んでアレコレさ迷った挙句にダンジョンを攻略しきったときの達成感は結構なものと感じた。

敵を狩る経験値 ＜ クエストの経験値　なので、
クエストを達成するかダンジョンを攻略するかで、まずはその時点での目標を立てた方がいい。
敵を無視してアイテム探しのクエを進めるのも選択肢。

死ぬとその場で幽霊状態になり、ダンジョンに点在する「守護者の像」まで移動して触れることで復活できる。
Wizらしく復活に失敗するとキャラが灰になることがあり、もう一度復活に失敗するとキャラロストすることになる。
とはいえ、その辺の拾ったアイテムやお金を捧げれば簡単に復活確率100%になるので、よほど手を抜かない限りロストすることは無い。リセットボタンが無い代わりなんだと。
道中で幽霊状態でだけ見えるウォーカーという死神に捕まると、死亡した位置まで戻された上に復活確率が10％落ちるので、
怖いなら自分の死体をクリックすると死体ごと守護者の像までワープできる。（ただし装備品の耐久度を消耗する）
一日一回しか使えないが、「Nキー」で開けるコマンド一覧に町帰還コマンドがあるので、それで帰って安全に復活することもできる。

キャラのレベル以外にも、ソウル（アカウント）にレベルがあり、装備制限は殆どそちら判定なので2ndキャラはLv1から強力な装備に身を固められるので超楽になる。
このゲームは強さにおける装備の比重がかなり大きいので、ちゃんと整えるとかなり強くなる。
メインストーリークエストはソウル単位なので2ndキャラで一々最初から進め直す必要は無い。引き継げる。

ＰＫの扱いは2chでも常時論争になっている。
現状、対人を倒すには不意打ち超火力か、デバフでハメ殺すかぐらいしかないので、正々堂々という言葉は存在しない。
ＰＫは見た目からして真っ赤になるので判別は容易。
もし殺されたら自分の死体をクリックして速やかにワープすればアイテムを取られることは少ない。その後は入り口まで逃げ帰って別のチャンネルに行こう。
運営は「ダンジョンを徘徊する高度なＡＩをもった敵モンスター」という位置づけで扱うようだ。そんな敵がいる場所に寄る必要は無い。

魔法名がカティノやハリトじゃない！って嘆く旧Wizファン向けに伝えておくと、
運営いわく、そういう名前は版権とかの問題でややグレーだが、エンシェントマジックという位置づけで考えてはいるらしい。
MALOR表記は版権で×だが、日本語訳されたマラーやマロールならどうなの？って感じらしい。

キャラ作りでのボーナスポイントは通常6〜9。たまに10~12が出る。これ以上もあるが0.1%の領域なので現実的ではない。
ファイターは戦闘安定。プリーストはＰＴにいると安心。シーフは敵ドロップ率が上がるが非力。メイジは火力はあるが狙われまくるし柔らかくて玄人向き。
初期設定だとEnterの隣の『[』キーに対人攻撃の許可（PKへの第一歩）のショトカがあるので外しておくと良い。
マゾイとよく聞くが、ぼっちで進めると正にそのとおりになる。
元ゲーもＰＴ前提なので幾らか操作に慣れたらＰＴを探す努力をしたほうが良い。