リネージュのレビュー・評価

プレイ期間＝
感想＝プレイ期間＝
感想＝プレイ期間＝１年
感想＝
　延々と敵をクリックして雑魚を何百時間も狩り続けるだけという韓国産ゲームの典型というか元祖。
　レベル４８ぐらいまでは楽しめるが、そこからブレイク・ポイントであるレベル５２までが文字通り地獄で、何百時間もの退屈な作業狩りを要求される（実は５２以後もだが）。
　ワールドは非常に狭く、プレイヤーの数に対してモンスターの数は常に不足しているため、単調作業に余計にイライラがたまってくる。このイライラのために、ＰＫや戦争、愉快犯的で粘着質なイヤガラセ、OEや花火によるストレス発散が行われるという、いわば負のサイクルが成立している。
　強い敵を倒してもそれが「ボス」でない限り、経験値も金もアイテムもたかだかしれてるし、高レベル帯では、レアがでるかでないかという運の要素に依存しすぎていて工夫の余地や刺激がないため飽きる。
　また、ＰＴを組むメリットが小さいというか、むしろ人数が増えると一人あたりの収入は減ってしまうので、単独かペアでの狩りが基本となる。これも退屈さを助長させる原因となっている。
　攻城戦は刺激的で楽しいが、ネチネチとしたクラン間でのイヤガラセ合戦にも発展するし、そもそも攻城戦に勝利することのメリットがほとんどないので、長く続けるのにはムリがある。
　あと韓国人・中国人プレイヤーによるＲＭＴ目的の「出稼ぎ」が多数いて、マナー無視のプレイスタイルでゲームの雰囲気を悪くしている。そうではなくてもこうしたＲＭＴ目的の組織が存在するということ自体、道義的な観点から疑問を感じざるを得ない。運営会社はなんらかのＲＭＴ対策を講じなければ、ゲーム内の雰囲気という点においても、社会的道徳責任という点においても責められてしかるべきであろう。
　全般的に、遅いアップデートと手抜きな運営方針により、安い費用でアカウント料を長く稼ぐように設計されたゲーム。それでも中盤レベルまでなら充分に楽しめるゲームであるから評価４点としておこうかと思う。