ドラゴンクエスト�]（ドラクエ10・DQ10)のレビュー・評価

プレイ期間＝サービス開始から（途中休止あり）
感想＝キャラIDという自動で割り振られるプレイヤー全員にみえるIDが
不幸なことに不快な語呂になっていて、IDの性質上諦めるしかなく日課の重圧もあり休止を経て、サブにてやり直しています。

ゲーム進行については遅く、もっさりしています。
演出や説明がくどくて、確認が多く冗長です。
文を送って読むドラクエシリーズおなじみの黒いメッセージウインドウの文字は
システムログに残らないので、単に結果をアナウンスするだけならログに残る
送らなくてよい表示のほうがいいと個人的には思いました。
とはいえそのログも戦闘も取引もすべていっしょくたで読みにくいのですが。

お金とゴールドと日課について
1日1回特定の魔物を倒すとゴールドを貰えるシステムが日課の一つとしてあり、
その獲得ゴールドが増えると需要あるものの相場だけ全部あがるので、
ゴールドの価値が下がるのでやらなければならない単なる日課作業の負担が
一つ増えただけとなっています。
大金を刷ってばら撒けば欲しい物が高くなり、そうでないものは多少あった価値も失われてゴミになるので当然だとは思いますが、お金がもらえると喜んで、でももう足りないからもっとお金がもらえるシステム増やしてというプレイヤーがいるのも事実なので、ずっとこのままなのだろうと思います。

リアルのお金を使えばボタン一つで討伐も可能です。毎月5000円くらい上乗せして払えばゲーム内で日課をする人に少し近づけるかもしれません。
ゲーム内で相対的に貧乏にさせるシステムから逃れるために現実のお金を払うより、ゲーム要素に干渉しないアイテムを応援の気持ちをこめて買うほうが客として気持ちいいものです。精神的に追い詰めて金トルティアなのは、最近のゲームに毒されてるなと思います。

最近のゲームは予めつけた面倒や制限や弱さを現実のお金で外してやるという、ゲームと呼べないリアルマネーで強くなった様を見せつけるSNSと化しています。
何故かというと、本来ゲーム層でない人を取り込まないとゲーム人口が足りないからです。基本無料で、お金で楽して他人に並び、優位に立ちたいという本来のゲーム層と違う人を多く取り込まなければ人口が全く足りないからだと思います。
ゲームとして理想なのは完全にゲームとリアルマネーが切り離された
月額課金制ですが、それではかなり厳しいことになるのは明らかです。
ですがDQ10だけは古き良きゲームであることに期待してプレイ始めたので、何とか頑張ってほしいです。

生産について
欲しいと思う装備は成功するまで挑める資金力を持ったプレイヤーのみが作成可能です。そうでない多くの人はどんなに職人LvがMAでも簡単な装備しか作ることはありませんし、多くは失敗品と呼ばれる原価割れなどの妥協装備を着ます。
肩身の狭い思いをすることはありますが、楽しいかは別としてゲーム進行上に殆ど問題はないです。
生産全体としては個人的には限られたインベントリを工夫しての素材準備と長いミニゲームが非常に面倒くさいです。もちろんそれが楽しい人もいると思います。
DQ10ではおしゃれを楽しむことができます。これは大変面白いシステムです。
外見を自由に好きな装備の見た目に変えることが出来ます。
ただこのシステムと装備品の買い替えを促す結晶システムとの相性が非常に悪く、見た目を変えた装備をなかなか簡単に結晶に変えられません。結晶は高騰しますます時間かけられるお金持ちの支配するシステムとなっています。

戦闘バランス
多くのMMOのように遠距離魔法が強く回復職の僧侶と魔法使いで完結しがち、守備力が攻撃力の高い敵(初心者が闘う敵以外)の前に無意味というありがちな型になっています。アップデート内容によって高火力職が入れ替わりますが魔法使いだけは一貫して安定しています。今の旬はバトマスかもしれませんが、魔法使い以外は常に弱体修正に怯えながらと思います。
しかしDQ10はキャラを作り直す必要なく何の職にでもなれるので、深刻ではありません。個性はなくすべては装備性能差ですが育成失敗によるキャラ削除というものは皆無です。

ただ、DQ10はユーザーの意見を聞き実行しよくなろうとしている実績がすごいです。DQ10は発展途上にあるので、まだまだ期待して楽しめるのではないかなと思います。