ドラゴンクエスト�]（ドラクエ10・DQ10)のレビュー・評価

プレイ期間＝３年
感想＝今までのドラクエとは違う
このゲームはドラクエを好きでやっているというより、多くの人は今さら引退できないという人や、家族・友人がやっているからという理由でやっています。
ドラクエのナンバリングがＸとなっていますが、今までのドラクエとは３点大きな違いがあります。
１．ゲームをすればするほど得するものではない
ストーリーも非常に短いですのですぐ終わりますし、ログインしていないとき溜まる元気チャージで元気玉やメタル迷宮チケット等と交換して一気にレベル上げをします。ザコ敵でレベル上げは基本あまりしません。
２．頭の回転の速い人が優位に立つ
昔のドラクエでは頭が悪いのを補うためにレベル上げや強い装備だけででカバーできましたが、このゲームではそれだけでは勝てません。限られた時間内でコマンドを決断できる能力やボスモンスターの情報を知った上での職業選択、戦闘中のアクション（移動、ジャンプ）のうまさが必要です。
特に相手の出方を予想する能力が重要なので、プレイヤーの中にはわざと相手を挑発したり、行動を誘導したりする人がいますが、そういうずるい人がしぶとく生き残るゲームともいえます。
では挑発とはどういうものでしょうか？それは例えばチームチャットで職業、性別、趣味、国籍、住所、年齢を上手に聞くことです。チーム内でわざと特定の種族の悪口を言ったり、不満や悩みを親身になって話を聞いたふりをして、相手のボロがでるまで様子を見たりするのが挑発です。外国語教室でもよくある手口です。
誘導とは？これは架空のもうけ話をもちかけ利益を生む方法です。「Ａという素材がバザーで３０００ゴールドで売れる」と教えＡを買いＡを７０００ゴールドで売る人を見かけました。
３．プレイヤーが主人公ではない
アンルシアというキャラクターがでてきますが、この詳細なコマンド操作ができない人物が本当の主人公です。おそらく制作スタッフが主人公にも自分のセリフを話させようとしてこういう仕様にしたのではないでしょうか。

昔は知らない冒険者と冒険して学びましたが、今では配信があるのでそういうこともできません。ストーリー重視なら「いにしえの〜」プレイは必要ありません。冒険やカジノは知り合いと行きましょう。毎日遊ぶゲームではありません。このゲームの長所をさがそうとしましたが、絵と音楽がいいくらいで他にはありません。ゲーム内で友人を作ろうとするひとには向いていないゲームです。貴重な時間をこのゲームにかけてきましたが、だまされて悔しかった思い出ばかりです。