World of Tanks（ワールドオブタンク）のレビュー・評価

プレイ期間＝１年〜継続中
感想＝このゲームでは敵の装甲の弱い所を撃つ、という技術と知識が要求されます。
ただ突っ込んで撃っても、装甲の厚い重戦車でもすぐに撃破されてしまう事でしょう。
ではどうするか？そこは地形を使いハルダウンを使ったり、隠蔽率の高い戦車なら茂みの中に隠れて撃ったりと、それなりの立ち回りをしなければ満足な戦闘も出来ずに撃破されて終わります。

ちなみに一般のFPSにあるようなリスポンはありません。
戦闘で撃破されれば観戦モードに切り替わり、ただ眺めるだけになります。
それ故、緊張感も中々のものに仕上がっていると思います。

戦車はTier1〜10という区分で分けられていて、更に

軽戦車（速度を生かして動きまわり偵察や囮役・自走砲潰しがメイン。装甲ペラペラ一撃死あり）
中戦車（安定した装甲・機動力を生かし重戦車の補助や軽戦車がいない場合はその代役もする万能選手）
重戦車（重装甲・大火力を生かした戦線突破役。重く速度が遅い為、単独で動くと集中砲火を浴びる）
駆逐戦車（大火力で中戦車並の機動力を持つ。陣地防衛や自走砲を守ったり色々できるけど、装甲が薄いので死ぬ時は一撃で死ぬ）（高Tier駆逐等は別物）
自走砲（いわゆるスナイパー役。専用の射撃画面を使い安全な場所から砲撃して仲間を補佐する。超大火力を持つので一撃で敵を葬れるけど照準や動き、リロードが遅い上に軽戦車に取り憑かれるとまず間違いなく死ぬ）

と分かれ、それぞれの役割も違い、その違いを理解し立ち回る事を要求されるゲームといえます。
Tierが高くなればなる程強力な戦車へと変わっていきますが、だいたいTier4辺りからマッチングの関係上無差別に高Tier帯の部屋へと放り込まれ、厳しい戦いを強いられるでしょう。
しかし、そこで立ち回り方など何も学ばないまま上のTier帯に行くと瞬殺される上に、個々の役割が重要になる上位Tier部屋では普通に罵られます。
なので、低Tier帯で立ち回りや戦術を覚え、高Tier帯で培ってきたものをフルに使って戦う、という事になります。

正直な話、Tier5〜6からが本番だと思っています。

課金した場合、課金弾と呼ばれる強力な弾を手に入れる事が出来ますが、当たり所が悪いと弾かれてダメージが入らなかったりする上、この弾はゲーム内通貨でも買えます。
課金のメリットといえば、戦車を置くガレージを増やせる、ちょっとだけ優遇された課金戦車が買える、収益・経験値が50%増える等なので課金したからといって強くなれる訳でもありません。

ただ、最近ガールズ&パンツァー人気のおかげで日本人が圧倒的に増えた事、大量にあるMODで色々と自分好みにカスタマイズ出来る事、グラフィックコンフィグを弄れば低スペックPCでも動かせる所が最大の魅力です。

私も最初Tier１〜４までは苦労しましたが、Tier5〜6になってからは中毒の様にやっております。
ミリタリーについて知識がないと非常に苦戦するゲームですが、普通のFPSに飽きた・ミリタリー物が好きって人には一度やってみる事をオススメします。