ファイナルファンタジー14（FF14：新生エオルゼア)のレビュー・評価

プレイ期間＝オープンβから

感想＝
旧FF14の時の惨状は別ゲーをしながらも聞いており、１から作り直しという話が出た時も全く期待はしていなかった。
オープンβで触れてみたところ、序盤の戦闘のもっさり感はありつつも、成長の導線やパーティの組み易さ、クエストを通してソロからコミュニティへの移行の導線までごく自然に組み込まれており、全くストレスなく進行できることに感動した。

グラフィック＝
風景は非常に綺麗。SSで見ると本物の風景写真と見間違うレベル。
絶景ポイントなどもたくさん用意されているのでまったりプレイをしたい方はそんなポイントを探すのもいいかも。

ただ全体的にもう少し明るさがあってもいい気がする。
木漏れ日のさす森や太陽照りつける砂漠など、眩しいくらいがちょうどいいなと思う点もいくつかある。


キャラクター＝
エディットは韓国ゲーほど自由度は効かないが、ゲーム内を見てるとそれでも十分に個性を感じられる。
髪型やしっぽなど、特徴的な部分が変わるだけで印象もガラっと変わってるみたいで、目の大きさなんかはあんまり重要でなかったと感じた。

特にララフェルのエモにはかなり力を入れてるみたいで、男女ともにめちゃめちゃカワイイ。
TERAのエリーンのようなロリコン向けのあざとさではなく、子供っぽい可愛さ。


クエスト＝
いわゆるお使いゲー。だが、「こいつを２０匹倒して来い！」みたいな無茶な要望はなく、多くても５匹くらい狩れば十分。メインクエストのついでにできるものばかりで、経験値も一気にもらえるのでレベリングにおいて苦痛になることは全然ない。

また、ID以外ではパーティ必須な部分は一切なく、すべてソロでこなせる。

また文中にはスクエアファンにしかわからない、クスリとくるセリフが仕込まれていたりする。「例：サボテンダーより、ずっとはやい！！」

ID＝
コンテンツファインダーのお陰でパーティ募集を掛ける必要がなく、簡単にPTを組める。

ギルドオーダーで動きの基本を学び、ダンジョンでそれを実践するという流れになっており、初心者でもひとつひとつこなしていくことで確実にクリアできる設計になっている。

また上級IDではどのロールも応用の動きがしっかりできていないと全滅する難易度で、やりごたえもしっかりあり、上級者でも楽しめるようになっているなど、ここでもしっかりした導線ができていて完成度は非常に高いと感じた。

システム・UI＝
UIは大衆MMOと同じで操作に困ることはない。

イベントリは初めから１００個まで入る大きさ、更に装備品はアーマリーチェストという別枠に保管できるためにかなりの容量がある。
その代わりに倉庫の代わりとなるリテイナーは中盤にならないと使えない。

また標準で"なければならない"アイテム整理のボタンがない点はマイナスポイント。

運営＝
国産MMOであり、一度大失敗をしたタイトルだけに、運営の態度にも真摯さを感じられる。
開発の背景についてもひとつひとつ吉田Pがインタビューなどで答えており、安心・信頼は他ゲーの運営とくらべても頭ひとつ抜けていると思う。

初期のログインゲーについての批判が多いように感じたが、やはりリローンチのゲームでこれだけの人気となることは予想出来ていなかったと思うし、改善に向けて迅速に対処をしている点は個人的に評価できると思う。


総評＝
戦闘やレベリングにストレスを感じさせない設計であったり、全てにおいて導線がしっかりしていることなど、非常に完成度の高いゲームだと感じます。

アイテム整理の機能やギャザクラの必要性などに関してまだ足りない部分があると思うので、総合評価９点とします。