ファイナルファンタジー14（FF14：新生エオルゼア)のレビュー・評価

プレイ期間＝旧FF14から

感想

まずはじめに、このゲームに従来のＭＭＯを期待してはいけない　と思うのです。
そしてスクエニ側も、それをわかった上で開発してる。。。気がします。

■バトルシステム・バトルコンテンツについて
　盾役・火力役・回復役があり、ヘイトシステムを採用した典型的なものです。
　火力を出すためのコツやスキル回しもあって、考えるのはおもしろいんですが、
　爽快感がなく、テクニカルとも言えず。。。楽しいって感覚を得られない。
　職の技に違いはあれど、個性はない。。。といいますか
　カジュアルな感じといえばそれまでですが、もう少しどうにかならんかｗ

　バハムート侵攻編のギミックはよく考えられていて、攻略するためにどうやれば　いいか、というのを考えたりするのはおもしろいですね。
　個人的には、もっとキツくてもいい。
　ただし、メインクエストと関係が深いコンテンツが、全員がギミックを完全理解　し、ある程度予定通りの動きをしなくてはクリアできないというバランスなのは　マズイと思う。
　
　エンドコンテンツは、メインクエスト及びストーリーとは深い関わりを持たせ　　ず、サブストーリーとして展開すべき。
　
　引退する人の理由の多くは、このあたりにあると思われます。


■コンテンツファインダーの影響
　任意のＩＤに行きたいとき、自動で他メンツを揃えてくれる便利機能です。
　カジュアルなＦＦを象徴する機能であり、時間がない人には最適なシステム。
　（マッチングそのものに時間がかかる場合もありますが）

　偏った見方かもしれませんが、私はそもそもコンテンツファインダーというシス　テムが害悪そのものなのだと感じます。
　そう思う理由は主に２つあります。

１．自動マッチングの弊害

　　自動でマッチングされるが故に、攻略意欲に差のあるメンバー同士で組まれる　　可能性が高い。
　　適当にやってもクリアできるようなＩＤなら問題になりませんが、
　　攻略習熟度の低いメンバーがいるとクリアが難しいＩＤでは問題が表面化して　　しまいかねない。
　　これは、暴言や無言キックなどと言った事態を引き起こしてしまいました。
　　暴言を言ったりする人は追求されて然るべきですが、
　　場だけ提供して、ユーザーに委ねた開発も反省すべきだと思います。
　　
２．コンテンツルーレット(ボーナス)実装の影響
　　
　　もはやこれしか手がなかったのは、わかりますが。。。悪手だったかも。
　　コンテンツルーレットは、選択難易度に応じてそれぞれ１日１回
　　通常のＩＤ報酬とは別にボーナス報酬を受け取れる仕組みです。
　　現在の戦記・神話トークンが集めやすくなったことは事実ですが、
　　かつてあったサーバー内での下位ＩＤ募集はなくなり、またフリーカンパニー　　やリンクシェルといった仲間内で下位ＩＤに誘い合うことがしづらくなってし　　まったのではないかと思うのです。
　　というのは、例えばＦＣに新規の人がいても、ルーレットに行ってもらう方　　　が、相手もおいしいんじゃないか？などと、お互いにＩＤ勧誘をためらってし　　まうわけです。その結果、コミュニティ・ひいてはサーバー内に、いい得も知　　れない停滞感が生まれつつあるということです。
　　(ＦＦがＭＭＯの皮をかぶったＭＯと言われてしまう一因)
　　
　
総評
　
　トータルで見て、とてもよく出来てるという印象。
　しかし、長くプレイするＭＭＯとしての完成度は低いと言わざるを得ない。
　現状のバトルシステムや根本的なバトルコンテンツの難易度や考え方を変えない　と、プレイヤーが続かないでしょう。