ファイナルファンタジー14（FF14：新生エオルゼア)のレビュー・評価

プレイ期間＝2年
感想＝

キャラクリ、グラフィック、音楽、蛮族クエストなど好きなコンテンツも多いですが、
自分が引退する原因になったエンドコンテンツとギスギスについて。

まず、このゲームは”エンドコンテンツに手を出さず”、
”自分のペースを守ってプレイする”分には楽しいゲームだと思います。

1週間に450しか取得できないトークン(現在は伝承という)があるので、
サボって取り逃してしまうと強い装備を手に入れるのが遅くなります。
マックスまで貯められないと、翌週に持ちこせないので、
その週の内に絶対溜めなくてはという義務感が生じたりします。

伝承を手に入れるには、エキルレやレベル60ルレなどと呼ばれる、
1日1回報酬が入る特定のインスタンスダンジョンをランダムに突入する
ルーレットというものがあるのですが、これも1日1回しか報酬が入らないので、
その日の内に回しておかなければいけないと焦ってしまうこともあります。

加えて、その時の最新エンドコンテンツも同じです。
現在の最新エンドは「機工城アレキサンダー律動編」という名の全4階層のダンジョン。
各層で取得できるアイテムは、１週間にひとつだけ。且つクリアできるのも１週間に1回。
クリアして装備を取得するか、装備や強化アイテムと交換できる
断章というトークンを取得しておかないと勿体ないと思ってしまいます。

また、ギャザラー・クラフターという採集・生産職も戦闘と同じようにトークンが
存在するため、こちらも毎日、毎週のように義務感が生じることもあります。


更に、現在では新式装備と呼ばれるクラフターが作れる強い装備があります。
エンドでは全身を新式にして、且つクラフターレベルがカンストしていないとつけられない、
マテリアというものを装着ことを強要されます。

装備には、必ずマテリアを装着できる確定穴が最初にあり、確率が下がっていくが
限界を超えてマテリアを装着できる禁断と呼ばれるシステムがあります。
新式装備では確定穴が1つ、禁断すれば確定穴含めて最大で5つのマテリアが装着できます。
マテリアには段階があり、最上位がマテリジャと呼ばれるものですが、
確定穴にマテリジャ、確率が高い2個目にもマテリジャ、3〜5個目マテリジャか、
１段階下位のマテリガを装着しなければなりません。

エンドに挑むためには、上記のトークン、新式禁断をやっておく必要があります
（ギャザクラトークンはそうでもないですが）


上記のすべてを満たしたものが、エンドにおいて文句を言われないレベル。
どれかひとつでもやっていないと「こいつは意識が低い」と無条件で下に見られます。


アレキでエンド挑戦者はガクっと減ったので、基本的には固定を組むことが前提となります。
ですが上記のことをしていないと、固定のメンバーによっては見下され、煽られ、
暴言や嫌味を吐かれることは必須であると言えます。

更には、エンドコンテンツ自体もギミックがもりもり。
複雑なギミックをこなしながら火力を維持しなくてはなりませんが、
ミスが多かったり火力が低ければ当然怒られます。
それで新式も用意していないとなれば、もうサンドバック状態。

PCにはActと呼ばれる火力等を数値化できるツールがありますが、
PS3・PS4にはそれがないため、敬遠されることも。
UIも違ってくるのでPSユーザーは無条件でクソと言われることも…


勿論人によります。まったりエンドを楽しめる人も多いでしょう。
ですが、私の周辺はみな上記のような人ばかりでした。
エンドコンテンツは彼らにとって遊びではありません。
生半可な気持ちではメンタルをボコボコにされることもあります。私のように。

エンドに挑まなければ、上記のトークンを毎週のように上限まで
貯める必要も、新式装備を用意する必要もありません。
見えない義務感と圧力と責任感で睡眠時間や自由な時間を削るなんて馬鹿らしい。

私はエンドも含めてすべて嫌になったので引退しましたが、
グラフィックやサブクエストなどはとっても楽しくプレイできました。
キャラクターも可愛くて、本当に本当にお気に入りでした。エンドがクソなだけで。
自分のペースで楽しく遊ぶのが一番です。