ファイナルファンタジー14（FF14：新生エオルゼア)のレビュー・評価

プレイ期間＝3年以上
感想＝
　操作性は比較的分かり易くサクサクと動き、UI関連は綺麗に纏まっていて私は使い易かったです。
　戦闘に関しては色んな方が言ってる通りアクションっぽい単調な作業の繰り返しで、エンドコンテンツは予習して覚えてその通りの動きをしなければならない覚えゲーです。はっきり言って戦闘は上手い下手は関係なく、装備を整えてそれぞれのジョブのスキルの使い方、そのコンテンツのギミックなどのやり方を知っているかどうかで全て片付きます。アクションっぽいものの敵の攻撃範囲やタイミングが視認出来るのでアクション性は薄く思えます。

　ただ私は最近引退しましたが、その原因としてとにかくコンテンツファインダー(CF)が苦痛で仕方ありませんでした。戦闘が単調で飽きるだけなら今も続けていたと思いますが、とにかくCFでランダムマッチングするプレイヤーの酷いこと酷いこと…。
　ダンジョンなどの戦闘にはタンクやヒーラーなどの各ロールが存在し、それぞれの役割がある仕様の戦闘となっています。にも関わらずロールなど無視したように好き勝手に暴れる人が非常に多く、挙句その行為をやめて欲しいとお願いすれば逆に文句を言われる事もあります。そんな事があったらそれ以降注意する気は失せますよね。しかし注意しなければそれは注意しない人が悪い、コミュニケーションも取れないならオンラインなんてやめてしまえと言う人も大勢います。
　それこそ楽しみ方は人それぞれ、明確にその行為をしてはいけないというルールもありません。しかし初心者に対しても遠慮や思いやりは無く、『ダンジョンの中をじっくり見たい』『カットインムービーを見たい』と本人がそう思っても周りは待ってくれませんし勝手に進行していきます。
　勿論中には待っていてくれる優しい人もいますが、私が見てきた中では極少数でした。その事を言えば『だったら本人が待ってくれと言えばいい』とか返す人もいます。早く進行したい、という気持ちも当然分かりますが遅い人に合わせるという思いやりがある人は本当に少数でした。
　詰まるところ進行度もプレイスタイルもバラバラの人達が一緒に組むCFシステムがそもそもの害悪に思えます。身内でPTを固めればCFなんて使わなくても済みますが、誰もがそんな簡単に身内を作れる訳でもありませんよね。FCやLSなどのギルドやクランみたいなものに所属していても結局その人達も思いやりがない人ばかりでは一緒に遊びたくはなくなります。
　加えてダンジョンは原則として4人、エンドコンテンツだと8人PTが必要になります。しかし自分が行きたい場所にいつでも気軽にそんな大勢の仲間を連れ回すのは難しく、だったらと人数集めに便利なCFシステムでダンジョン突入の申請を出しても人や行く場所によっては30分以上、多いと1時間以上待つ事もあり、マッチングするプレイヤーに嫌な思いをさせられる可能性も高いです。
　酷い場合には自分がギミックや攻略方法を理解していても仲間のせいで攻略すら出来ない事もあります。中には当然『お前のせいでクリア出来ない！ やめてしまえ！』とキレたり、キック投票する人もいます。まさにギスギス状態。
　結局のところ自由に遊ぶのは非常に困難で、ストレス無く遊ぶには他人の行動が気にならずどんな状況でもゲームを楽しめるような人じゃないと厳しいと思います。

　長々と綴りましたが、要約するとこのゲームは総合評価点が表しているように一部の人しか楽しめないと思います。罵り合いをしたりされたり、ギスギスした空気が好きな人は向いているかもしれません。