ファイナルファンタジー14（FF14：新生エオルゼア)のレビュー・評価

プレイ期間＝クローズβ１から

・グラフィックが日本人好みである
　洋風レトロでもなく、テカテカチョンチョンの厨房が大満足するデザインでもなく
とてもシンプルで背景にマッチしたデザインなのは◎

　PS３の影響もあり、他のPCゲームと比較するとやや荒い部分もありますが
全く気になりません。


・とにかく軽い
　驚くほど軽いです。サクサク動きます。
相当古いPCでも推奨環境を満たせると思います。
このクオリティでこの軽さは異常です。
これには、もう本当に他ゲーの追従を許さないほどです。他のPCゲーは新生FF14を見習うべきです。


・現時点で廃人向けではない
　とにかくぬるい
レベルUPしかり、クエストしかり
生産職ですらレベルがサクサク上がります。
１〜１０まで簡単に作りました！という印象。丁寧に作りすぎて難解な要素まで省かれた感じがします。
武具の強化も、失敗しても元の媒体武具は強化前と全く同じ状態で手元に必ず戻るようにしました！とか、嬉しいのですが、ぶっちゃげ誰でも簡単に作れる仕様になっただけ。
それが良いと思うか悪いと取るかで、このゲームの評価が変わると思います。
私はちょっとぬるすぎると思いました。


・バトルに爽快感が少ない
　ノンタゲではないのでアクション性は、ほぼ無いです。
勘違いしている人が居ますが

ア　ク　シ　ョ　ン　性　が　無　い　＝　つ　ま　ら　な　い

ではありません。
これはアクションをするゲームではないからです。
製作側も、アクション性を極力省く努力をし現状の仕様となったそうです。
アクションを導入せずに練りこんだ仕様であることを前提で評価すべきです。

技の一撃の重みが無く、連打ゲーと言われているのは、まさにその通りだからだと思います。
どれだけダメージを与えたかわかり難いどころか、当たったのかミスったのかさえもグラフィック上での確認は難しいです。
PTメンバーの火力とか、もう全然わからないです。敵１体の体力が少なめなこともあり、サクサク倒せるため多少の強弱では体感できないほどです。
ステータスの反映値も、相当低めに設定されているようです。
解りやすく言うと、STRを１００上げてもそれほど攻撃力が上がらないという感じです。（さすがに１００違ったら体感できるでしょうけど）
LV50でLV1の敵に多段WSを全段HITさせても倒せないなど、爽快感が無いです。

スキルは、全て自動で覚えるため、最終的には皆一緒のキャラが出来上がる仕様。
スキル指定で覚えたとしても、結局テンプレなんだろ？と考えると然程気にならないかな。

敵の範囲攻撃の視覚化、ターゲットの向きの視覚化、どこぞのゲームのパクリっぽいですが、ちゃんと作られており○
ターゲットヘイトの視覚化しているターゲットラインシステムは、FF12から受け継いだのでしょうが、解りやすく◎


・操作性は一般的
　私はキーボ派ですが、全く問題ないです。カスタマイズも可能で、おそらくココに文句言う人は少ないのではないかな。
コントローラーだと、基本スキル設定枠がキーボより少なくなり、多数のスキルを使おうと思うと操作が増えてしまうため、覚えるのに時間がかかるかもしれません。
ボタン数が少ないので仕方ないのでしょうが、PS３派の人はがんばれ！


・コンテンツファインダーによる全サーバマッチング
　IDなどでPTを組もうとした際、PT対象が自キャラのサーバだけではなく、他の全サーバを対象としたマッチングは凄い。
β段階でも同接15万越えというモンスターMMOなのに、その全てが対象となる。


・個人的にビックリ！種族差がない
　種族別にキャラメイクできる仕様のMMORPGで、種族差が見た目以外に無いというゲームは、今まででFF14以外見たことも聞いたこともありません。
ヌルゲーマーの種族差があるのはヤダヤダという意見を反映しました！と言えば聞こえが良いですが、ただ単に種族別にバランス調整をするのが面倒だっただけとしか思えませんね。
種族による得手不得手を克服することすら出来なくなった、非常にヌルイゲーム。


全体的に観て、開発姿勢やロードマップを見ても、とても期待できるゲームだと思います。
不満もありますが、それを払拭できるほどの作り込みを感じます。
納得が出来るゲームという感じですかね。
今後の期待も沿えて８です。