鬼斬（おにぎり）のレビュー・評価

プレイ期間＝CBT〜正式サービスイン直後まで
感想＝
まずゲーム性ですが非常に薄っぺらいです。
CBT時のゲーム性であればまだ気持ちのいいプレイができるゲームでしたが
OBT初期、OBT中に行われたメンテでの調整により全く違うゲームに変化してきています。
CBTの時点では月額課金モデルのような作りで良くも悪くもハクスラの面白さを孕んだスルメ的面白さのあるゲームでした。

OBTでは突然仕様変更が行われ、これまで行われたテストが全く意味をなしていない状態になっていました。
ぶっ壊れた性能の自己バフスキルなどゲームバランスがおかしくなっていましたがこれはこれで独特の爽快感と緊張感が生まれ、
背伸び狩りが余裕でできすぎるなどの問題こそあったものの、ゲームとしてはなかなかおもしろい状態でした。

しかし前述した通り、これ以降OBT中、正式サービスイン時に行われた改悪調整により別のゲームとなってしまいます。
そのどれもが現在実装されている課金アイテムに直結するような調整になっていて
ゲームの面白かった、良かった部分をことごとく潰して課金調整が加えられ
残った物は見えないエフェクトに殺されるなどただただ理不尽でつまらない即死ゲーという特徴だけ。
そもそものゲームの難易度の上げ方が敵の数を増やす、火力を上げる、硬くするだけと言ったなんとも稚拙な調整しか施されておらず、
即死ゲーですが覚えゲーとも言えない代物となっています。
課金調整によって肝心とも言えるハクスラの楽しみも損なわれ
全くゲーム性と繋がりのない課金仕様とも言える修理システムのお陰で課金しなければ武器は使い捨てなどなど
キャラビルドの楽しみもなく、元々プレイヤースキル云々が物を言うゲームでもないので戦術的な遊びも皆無。
敵は即死級の攻撃を繰り出す敵がワラワラといるのでボスより道中の方がよっぽど厳しい戦いを強いられるという始末。
ちまちま一、二匹ずつ釣って、敵の即死級の攻撃をかわしながらSP回復アイテムをがぶ飲みしながらスキルをぶっぱしながら徐々に削る以外に手段がなく
ぶつ切りモーションのもっさり感も相まって戦闘の爽快感なんて消え失せています。
できることがIDをクリアしていくだけなのでハクスラ要素が失われた状態の現状では単純に遊べる要素がないです。

更にコミュニケーション機能に乏しいことも致命的です。
ギルドなどの最低限とも言えるコミュニケーションの場がない為、パーティを組む以外に全く他プレイヤーとの交流が生まれません。
トレードがないことは私個人としては高評価ですがこれではオフゲーと変わりません。
そして様々なバグを放置している点。
CBT時に存在したバグまでもがそのままの状態で残っています。
何かしらアップデートをする度に新しいバグを実装するといったネタだけは豊富なゲームです。

課金アイテムがゲームのクオリティに対して高額すぎることに加えて
モチベーションに直結するであろうアバターが１回５００円のガチャ
キャラクターが可愛さやかっこよさより気持ち悪さや現行PCゲームとは思えないほどモデルがのっぺりしているせいでこれもまた全く魅力を感じません。

また、CBTからOBTでテスト無視の仕様変更や正式サービスイン直前のOBT中にゲームバランスを崩壊させ、全く違うゲーム性にしてしまうような運営ですので
現状の鬼斬を楽しめている方でも、ある日突然変わってしまうことは十分に考えられますのでその点は覚悟しておいた方がいいかと思います。