Master of Epic（マスターオブエピック）のレビュー・評価

プレイ期間＝4年
感想＝課金・ガチャに喰われたゲーム性

MoEを数年プレイしてきました。他のクリゲーとは一味違ったスキル制も好みでしたが、何よりMoEのゲーム世界内をプレイヤーが作り上げている感じがとても好きでした。
MoEの中には、生産者による生産がゲームのプレイを支える上で重要な役割を担っており、狩りに必要な武器も、食料も、美容も、全てプレイヤー同士の「営み」でゲーム社会がきちんと成り立つ。そこがMoEの一番素晴しい部分だったと感じていました。
だからこそ、プレイヤー同士のコミュニティや一種のゲーム内文化（ネタ）などが発展することができ、それらは発展途上にあったのだと思います。

しかし、ここ最近。
運営による露骨な課金アイテム重視の方向へ。

MoEには未実装とされる部分が沢山ありました。
それがこれから先、どんな風に実装されるのかといった期待感がありました。
「課金に絡まない方法での新規実装は基本的に出来ない」
とGMがゲーム内で言い切ったのがおよそ1年前。

ゲーム内でプレイヤー同士の営みで成り立っていた世界に、ゲームの外で金払って終わりの要素がどんどん増え、その結果、生産や流通を含めたゲーム内のバランスが、崩れてきています。

ゲーム内要素＜課金要素
ゲーム内要素の性能＜課金要素の性能

こうなった時点で、ゲーム内要素に意味が無くなってきてしまいました。
売れる課金要素のためにゲームバランスを無視したため、対人はどんどん下火に。
生産レシピやスキルまでRMがほぼ必須になる「練金」要素に絡められ、結果期間限定だったり、練金素材集めや金策へとプレイの幅を縛られることに。
生産も流通も以前の様には成り立たなくなりました。

仮に、それら課金要素をゲーム内要素として実装していたら、どれだけゲーム内で出来ることが広がったことかと思うと、残念でなりません。
逆に言えば、「出来るはずだったことが課金実装で終わってしまい、ゲーム内で出来る（はずだった）ことが減った」というガッカリ感。
次第にユーザーが離れていってしまっています。

まだ良い部分は沢山ありますが、以前のようなプレイヤー主体の営みや盛り上がりは無理でしょう。

とても残念です。
ゲームの土台：10点
世界観　　　：10点
運営(主に課金要素)：-15点
無念感　　　：-2点

今の運営にいい点数をつけたくないので3点とします。
以前のMoEが好きでした。現在休止中。