Master of Epic（マスターオブエピック）のレビュー・評価

プレイ期間＝７年
感想＝ゲーム性は最高クラス

最近のゲームで重視されがちであるハック＆スラッシュの要素が限りなく薄く、
戦闘の戦略要素がかなり強いのが特徴です。
一見して棒立ちで武器ぶんぶん振ってるだけの戦闘に見えながら、ヘイトのシステムや
テクニックの仕様を理解するとまったく違うモノになります。

　たとえば筆者のキャラクターに死魔・暗黒命令・弓というキャラクターがおり、このキャラクターは防御をあげる着こなしや攻撃回避、攻撃を防ぐ盾といったスキルはもっていません。そのため適当に弓を売っているだけではそのへんの敵も倒せません。
しかし

「あらかじめ魔法を唱えておけば、相手に聞かれることなく魔法を打てるチャージ」
「敵が反応してくる距離を縮める死の魔法グレイブヤードミスト」
「物理攻撃のほとんどを跳ね返す死の魔法ヘルパニッシュ」
「単体のヘイトをその時点で打ち消し忘れてもらう暗黒命令テラーチャーム」
「残り体力２割を切った相手に回避不能の大ダメージを与える暗黒命令ギロチンコール」
「ペットを食べて体力を回復するサクリファイスディナー」

等を使えば、

・敵から遠い位置でグレイブヤードミストをチャージし、敵の反応を鈍化
･ヘルパニッシュをチャージした状態で敵に弓を撃つ
・敵が近くに来た時点でヘルパニッシュを放ち、敵の攻撃を跳ね返す
・ヘルパニッシュが切れそうになったらテラーチャームで忘れてもらう
・サクリファイスディナーで回復し、立て直す→ヘルパニッシュチャージに戻る
・敵が弱ってきたらギロチンコールでとどめを確実に刺す

という行動が取れます。高難易度ＭＡＰといわれるハティル砂漠のリザードマンを
この戦法で倒すことが可能です(しかも十分に黒字となります）。

しかしヘルパニッシュが切れてしまえば回避も防御もない薄っぺらであり、
かつテラーチャームが単体相手であるため、エイシスケイブのような中程度の強さの大量の敵がリンクしてかかってくるマップは特に苦手です。

　しかし回避スキルで敵を避けつつ、マスタリーの効果による圧倒的な手数で雑魚程度なら次々に屠っていけるサムライ構成ならばエイシスケイブで暴れ回ることが出来るでしょう。
ただし回避に頼るサムライは一般的には極端にステータスの高い高難易度マップの敵、そうハティル砂漠のリザードマンのような敵は苦手としている事が多いのです。
（盾持ちサムライなどいろんな構成がいるので、これも確定的なことはいえません。）

戦略とアプローチの仕方でいろんなスキルが試せます。
また、たしかに強力な課金品はふえてきているのですが、「それを持たないと
とてもじゃないが戦えない場所」というのは筆者の記憶にはありません。
そのあたりまだギリギリのところで踏みとどまっていると思います。

ただ、筆者はＰｒｅ民なので関係ないっちゃないのですが、対人であるWarageの調整は速いところしたほうがいいと思っています。
人と勝負するのが楽しいことであるのは、格ゲーや最近のMOBAが証明しています。
整備した方が楽しみが増えて喜ぶ人が多いと思うんですよね。