幻想神域 -Innocent World- のレビュー・評価

プレイ期間＝半年
感想＝
よくある韓国産の量産MMOに見えますが…
このゲームは少し違うかと思います
そもそも韓国じゃなくて台湾の製品なんですけどね

まず何より大きいのはガチャゲーなのにほぼ無課金でもPVPを除くエンドコンテンツを他の人と大差なく楽しめることです
「ほぼ」というのは先行投資としてインベントリの課金が必須だからです
前哨戦のレベル50までは無料配布されるもので足りますが、その後カンストまで進めるならインベントリの課金は必須です　
ですがそれ以外にはほぼ必要ありません
当然アバターや、目玉である幻神(スタンド、ペルソナ、使い捨てないペットのようなもの)は課金での販売もありますが、数ある種類のごく一部のみとなっていてゲーム内だけでも十分に選んで楽しめるようになっています
というか幻神の入手がゲームの醍醐味の一部なのでここを課金するのは目立ちたがりプレイヤーくらい

ゲームバランスですが、3作目ということもあってかなり良好
レベル50までは完全なお使いゲーであり、自分の武器（職）の特性や簡単なPTプレイ、ゲーム操作を習得していく流れ
不慣れでも数日、MMO経験があり廃プレイすれば1，2日で到達します
その後50になってからがMMORPGとしての形ができていて、ロールの役割や立ち回りが必須なIDや特殊ダンジョン、複数のデイリークエスト、PvPにマップでのMOB狩りなど並列してプレイできる複数のコンテンツが展開されます

多くのMMOで失敗していることですが、この複数のコンテンツすべてに意味があるのがこのゲームの強みだと思います
IDには1日の回数制限がありますが偶数時間で2時間ごとに回数が回復するなど工夫されていて、意図せず様々なコンテンツに触れさせるつくりとなっています
細かくは書きませんが特殊な形でフィールド狩りに意味を持たせているのも初めて見る面白い例だとおもいます

フィールド狩りが重要とはいえBOTは存在せず、快適な環境になっている点もこのゲーム会社のいつものいいところですね

少し粗毛釣りな部分が残っているのと　10年前のゲーム以下の幼稚園のお遊戯のようなイベントシーン以外はかなりの良策です
イベントシーンに関してはどうしてこうなったのか本当に謎です

また前作、前々作も名前を変えかなりの長期にわたるサービスとアップデートが続いているので、こけて終わるということはまずありません
現在も本国で開発が進んでいて新しい職の実装やキャップの開放が準備されています

余談ですが個々のレビューでもかなりの人がレベル50未満で評価されていますがあてにしないほうがいいと思います
50までは本当にただのお使いオフゲなので…
ロックマンで言うオープニングステージみたいなものです
MMOとして確立するのは50になったところからと思って間違いありません
キャラメイクも非常にかわいく日本人受けするイメージだと思うのでお暇な人はぜひ