ガンダムジオラマフロントのレビュー・評価

プレイ期間＝正式開始直後から
感想＝面白い

クラクラ系と呼ばれる箱庭防衛ゲームです。
クラクラとの違いをかなり大雑把に説明すると以下の様な感じになります。

・パソコンで遊べる。
・防衛よりも攻めを重視したシステム。
・何はともあれガンダム！

PCゲームということで、スマホゲーのように頻繁にログインして操作する類のゲームではありません。暇な時に一時間くらいログインして資源を一気に掻き集め、施設を一気にアップグレードする・・・そんな感じのプレイが推奨されるゲームだと思います。
実際、資源は生産施設に直接備蓄されるため敵の襲撃から資源を守るというのは非常に難しいです。資源は稼いだら余さず使い切る、もし余ったら奪われるものだと割り切る必要があります。
更に本作品にはユニット生産の概念がなく「デッキ（戦艦）」に「カード（MS）」をセットすることで部隊を編成する仕様となっています。生産の概念がないため戦闘で破壊されたユニットの補充に時間をかける必要はなく、連続して敵拠点を攻めることが可能です。（ただしヒーロユニットは損傷すると回復時間を要します）

とにもかくにも攻めに特化したゲームなわけですが、防衛が全く無意味というわけでもありません。コア（クラクラで言うTH）の防衛に成功すれば報酬として建造時間短縮などの課金相当のアイテムが配布されるので、試行錯誤して基地をカスタマイズするのも楽しいです。ログインして報告画面にWINの文字を見つけ、リプレイで下手ｋ・・・迂闊なプレイヤーさんが意図した配置にまんまと乗って負けてくれてたりするとニヤニヤできます。欲しいアイテムが配布されると更に合掌です。ごちそうさまでした（人）
とはいえ現在コアLv8の私で勝率は５割弱。同盟メンバーの上手い人でも５割超えはそう多くないようなので、やはり防衛より攻める側が有利なようです。

その他、評価点及び不満点

■評価点：様々なガンダム作品のキャラクターが喋る
このゲームが好きな最大の理由です。
本作品ではアムロやキラ・ヤマトなど様々なガンダム作品の登場キャラがヒーローユニットとして使用でき、更に戦場や拠点でいろいろ喋ってくれます。
アムロに慎重さが足りないと窘められるシン・アスカや、ラゴゥに動揺するコウ・ウラキ、相変わらずアイナアイナうるさいシローなど・・・お馴染みのセリフから作品を超えたクロスオーバーな掛け合いまで。ファンならニヤニヤが止まらないはずです。

■評価点：重課金ゲーではない
バンナムと言えば糞、糞といえばバンナム。
しかし本作品に限って言えば「今のところ」重課金ゲーの兆候は見られません。
BCという課金通過を購入することで建築時間短縮や大工小屋購入が可能なのですが、それだけです。普通に遊ぶ分には微課金どころか無課金で余裕です。
クエストや防衛報酬で時間短縮系のアイテムは入手できるので、節約して使えば課金する必要はないはずです。少なくとも私は無課金でLv8まで来ました。

■不満点：編成の自由度が・・・
前述したようにデッキシステムなのでクラクラのように細かい部隊編成ができません。クラクラの場合一体ずつ好きなユニットを編成できましたが、本作品の場合、「ジム」というカードをセットすることで12機のジムが戦場に投入されることになります。数の微調整はできません。更に同じカードをデッキに組み込むことはできません。「ジム×4で48機のジムラッシュ！」という遊びはできないわけです。

■不満点：好きな機体を使い続けることができない
いろんなMSが登場することも魅力の一つである本作品ですが、残念ながら好きなMSを愛用し続けることはできません。序盤で使っていたMSは後半になると弱すぎて使えなくなり、上位互換の他のMSを使わざる得なくなります。レベルシステムとは一体。アッガイ使いたいよ・・・。

■不満点：敵拠点の選別に制限がある
クラクラと違い、弱そうな村を探して攻撃するというチキン・・・もとい戦略的な立ち回りができません。説明しづらいので割愛しますが、どうやっても勝てそうにない基地や奪える資源が少なすぎる基地を攻撃しなければならない場合が多々あるということです。これは慣れるまで非常にストレスでした。改善があれば嬉しい。

■不満点：雰囲気が欲しい
「ジオラマ」を銘打つならば殺風景な基地ばかりではなく、ジャブローっぽいジャングルジャングルした基地等、クラクラで言う旗や花のような装飾用の施設も実装して欲しい所。今後のアプデで基地の背景を変更できるようになるらしいが、背景より基地そのものをね・・・。

いろいろ長々と書きましたが、私は楽しんでプレイしています。
今後も頑張ってアプデしてくれるみたいなので、ガンダム好きは是非プレイしましょう。