ディビジョン （The Division）のレビュー・評価

プレイ期間＝200時間
感想＝
良かった点
・マイナーな銃器が出てくる。マイナー好きとしては嬉しい(特にAUGの9パラ仕様)
・マップの作りこみは素晴らしい。だが欠点にもなっている…
・協力プレイはなんだかんだ言っても楽しい。

悪かった点
・何するにしても制約がかかる。CT中や戦闘中はロードアウトを変更できないなどがいい例。
・装備を整えても一撃が痛く、またカバーアクションを前提としたせいで異様なまでに敵の命中率が高い。その為、基本的に単調な戦闘になりやすい。距離を離しているのに酔っ払いみたいな動作しながら片手で撃ってくるSMGが異様に当たるのを見たときは乾いた笑いが出た。
・敵があからさまに有利すぎる。こっちはスキルを一度使うと一部以外は長いCTを挟まなければいけないのに敵はそんなのお構いなし。酷いときは連続で使ってきて萎える。あと敵タレットは煩過ぎる。
ただでさえ数が多くて硬い敵が多いのにこれはないだろと。向こうは非ターン性RPGやってるのにこっちはターン性RPGをやっているような感覚に陥る。
・DZはつまらないだけ。ハクスラにおいて頑張って手に入れたアイテムが無慈悲に奪われていくとか、面白くもなんともない。いいアイテムを手に入れてもその場で喜べないのはハクスラとしてはかなりのマイナス点。
緊張感があっていいだろという声もあるが、私は全くそうは思わない。時間をかけて掘り、ようやく目当てのものを手に入れたのに奪われておしまい。かけた時間はすべて無駄とか、ここだけ見るならハクスラ失格。
そもそも緊張感を出したいならPvP(という名のPKだが)、CPUをもっと強力にする、CPUの数を軍隊並みにしてそれをかいくぐりながらアイテムを拾うとかやりようはあるよね。
今は無理にDZに行かなくても何とでもなるのは救いだが、2で改善されていてほしい。
・DZのローグ側が有利すぎ。不意討ちは簡単にやれるし他の人が時間をかけて集めたアイテムを一瞬で奪えるという魅力があるのだからもっともっとローグ側が不利になってもいい。例えば非ローグ側に、対ローグ用のスキルなり何なりを追加する、ローグ側は体力・移動速度に制限をかける、非ローグ側はローグ側から受けるダメージを減らす、手に入れたアイテムの最低保証枠を用意しておく(本当に欲しいアイテムだけは必ず獲得できる)とかやりようはいくらでもあったよね。
・倉庫の枠が140しかなく、DZ保管庫は30枠しかないとか何の冗談ですか？
・マップの作りこみは素晴らしいが、それゆえに目的地への生き方が分かりづらい事が多々ある。
・かなり高い要求スペック。

総評としては、まぁ糞でもないけど良でもないかなという印象。
ハクスラとしてみたら微妙極まりなく、ボダラン2の方が面白い。

万人受けするといっている人も見たことがあるが、決してそんなことはないと思う。
結構人を選ぶ作品。