リネージュ2のレビュー・評価

リネージュ2がサービス開始された頃、山手線の車内広告がリネージュ2
一色だったのを見て「なんだこりゃ！？」と驚いた記憶がある。
はっきり言うが、リネージュ2は既存のMMOと比較して優れていたから売
れたゲームでは無い。
むしろ、完全な凡作であり駄作である。
ただひたすらレベルを上げ、装備を買いキャラを強くする事しか存在し
ないMMO。
このゲームはユーザーをここまで馬鹿にするのかと思った。

だが売れた。

理由は簡単明瞭で、グラフィックが日本人好みで綺麗だったのと作業的
だが単純なゲーム性、ブロードバンド普及の波に上手く乗った事、そし
て先に書いた様な大体的な宣伝効果だ。
流れは違うが、FFというネームバリューで売れたFFONLINEと近い売れ方
をしたゲームだと言える。
もちろんどっちも、本来ならMMOとは呼べないような代物だ。

そして生まれたのがリネージュ2世代のMMOプレイヤー。
彼らはMMOの真の遊び方や可能性などは全く知らず、ただただ大勢で狩
りをしてレベルを上げるゲームがMMOだと信じてしまった。

これが今にも繋がるMMOの悲劇だ。

彼らはMMOとしては底辺のゲームをやっていたため、それを基準にゲー
ムを判断してしまう。
このレビューサイトを見ていても、欧米のMMOなどをやっていたプレイ
ヤーが低評価を下したものに対して高評価を与えてしまう。
はっきり言って迷惑だ。

また、メーカーはリネージュ2程度のゲームで大売れしたのだからと、
右向け右でゴミのようなMMOを量産し続ける。
韓国風量産MMOと言われる糞ゲー群の登場だ。

新の良作はプレイヤーの無知から遠ざけられ、これがMMOなのか！？と
思われるようなゲームが繁殖している現在。

可能性に溢れたMMOの時代を潰し、MMOを単なるゲームの出来るチャット
サービスに急降下させた点でリネージュ2の罪は重い。