メイプルストーリーのレビュー・評価

プレイ期間＝11年
感想＝
始めた頃に出会った友人がいた。その人の友と共にギルを立ち上げ、自分も含め三人からのスタートだった。地道な勧誘で少しづつ人が増え賑やかになっていった。
数年が経った。ホーンテール、当時何グループも組んで挑むボス。そのグループの一つにギル員で参加していた。ギル長は鯖内最高峰の英雄。自分はその補佐で回復を担当する聖魔。連携が重んじられ火力の無い自分にも役割があり、動きに期待されていた。
改変があった。ビックバン。今までの装備、経験、課金、そのすべてがゴミとなる史上最悪の改悪。ギル長は嫌気がさし引退、続々と幽霊ギル員となっていくギル員達。その中でも自分は残り、経過を見守った。
数十人いたギル員は次第に減り気が付けば５人。新職が次々実装され、何をするにも火力が必要となっていった。自分も経済的に自立し、とある職に惹かれその波に乗った。
現在、鯖内、職内に至って上位三本指に入るくらいの火力を身に着けた。残ったギル員達も高い火力を身に着け、実装されているボスはほとんど一人で行ける。そんな面子ばかりが残った。
ボスをひたすら打ち負かし、ある時ふと気が付いた。すべてが個人技で終わり、昔の楽しさがどこにも残っていない事に。
そこからもともと気になっていた不満だったものがよりいっそうひどく見えるようになった。運営の対応、人の少なさ、何をするにも搾取される仕様、殺伐とした狩り、装備、火力自慢、減らない不正
ここまで強化し、得たものは何だったのか。最近はログインしても放置ばかりで虚しさしか感じない。
これから始める人は心がけたほうが良い。このゲームは深入りせず、暇つぶしでやるものだと。強くなりたいと、極めたいと思うのなら装備一部位最低10万程の出費を心がけること。正気じゃないと思うのならばはじめないほうがいい。このゲームは札束で殴り合う、まさにその例えがぴったりなゲーム。
昔のほのぼのとした空気はすでになく、過疎化が進み、残っているのは精神年齢の低い者か、古参ばかり。このゲームに将来性はない。