メイプルストーリーのレビュー・評価

プレイ期間＝10年以上
感想＝
2008年からなんだかんだやり続けてるメイプルストーリー。
課金して強くなる、無課金だと課金に勝てないor時間をかければ追いつける、というのは今の日本ゲーム業界（所謂ソーシャルゲーム等）では必然的なことなのでそのことについてはあまり文句は言いません。

良い点
・200レベルまでレベリングが比較的楽、早い
・200レベル以降「5次スキル」や、今までのスキルのダメージ自体を上げる「強化コア」があり、装備にお金を使わなくても割とダメージを出せる
・強いボス戦において、横スクロールアクションを存分に活かしたギミックがあり難易度も高い。何より、仮にグループ（最大6人）を組んで挑んだ場合、HPが０になるのが自己責任のためギスギスが生まれない。また自分一人が死亡したらグループ全員が死ぬということはない。（例外有）また自身の攻撃力が低くても、しっかりとボスの攻撃を回避すれば倒せる。（Youtubeなどにいくつも低攻撃力討伐成功動画はあがっています）
・2018年8月現在４５職中（？）４１職全部が強く、ソロでもしっかりと強いボスと戦える。運営同社の「Tree of Savior」の５０職以上ある中、エンドコンテンツにいけるのは半分にも満たないこの１５職だけ、という縛られるような不満がない。
・装備修理など面倒な手間がなく、装備強化に必要な素材を色んな種類集める、ということもない。さらには、装備を最大強化することは別だが、上の下レベルにするにあたっては「破壊される」というリスクも現在はない。
・15年続いてるゲームの中でも、プレイヤーによる売買が賑わっている（現在は全サーバーで売買できるメイプルオークションが主流）
・ゲーム内通貨の価値を高くし、なおかつ新規参入者でもゲーム内通貨を溜めれる方法を実装させ、初心者でも強い装備が購入しやすい。

悪い点

・15年も続いているので、新規参入者にとっては「レベリング」以外にやることがわからないことがあり、やめていってしまう。（主にボスに行くための前提クエストなどがよくわからない）事実、wikiが作られているが、基本的なwikiよりも、２ちゃんねる（現在は５ちゃんねる）で集った人たちが作ったwikiのほうが、言葉は汚いがわかりやすい。
・１か月や２か月では頂点に立つことは不可能。これは別のゲームでもいえますね。
・しょうがないことだけども、自身の攻撃力が上がれば上がるほど「ごり押し」になる。しかもそのボスが１週間に１度だけ倒せるということもあり、倒したその時からやることがない状態になってしまう。
・様々な多人数コンテンツがあるにもかかわらず、7割ほど利用されていない。（個人的にはこのプログラムを消してクライアントそのものを軽くするか、新規参入者でもとっつきやすいものを用意してほしい。もしくは、他人の失敗が連帯責任になる大縄跳びコンテンツ）
・中級者の攻撃力で倒せるボスと、上級者の攻撃力で倒せるボスの差が大きすぎる。挑戦しても絶望的なHPの多さに挫折する。
・カンストである２５０レベルを達成し、装備も全く同じのプレイヤーと比較しても、同アカウントにある別のキャラ、所謂「サブキャラ」の合計レベルによって攻撃力等に差がつきまくる（メイプルユニオンシステム）。個人的にここが一番新規参入者がこない理由だと想っています。


ここからは個人的な感想になります。
カンストの２５０レベルを達成しても、サブキャラを何体も作らないと上がらない能力値が存在します。私自身全キャラクター総合レベル９０００ですが、育成最中は苦痛でなりませんでした、ゲームをやる。ではなくやらされている。ような感覚です。
イベントで１５０レベルまで１レベ上がったら追加で２レベあがるようなイベントもありますが、これも中級者のユニオンレベルをあげる救済処置であり、新規参入者を取り入れるようなイベントではないと想っています・・運営は勘違いしてるようですけどね。
更に週１で倒せるボスを倒せるようになったら、次の強いボスを倒すために必要な攻撃力の差が大きすぎるためそこで停滞してしまいます。PVPなどがあるわけでもないので。その最中にユニオンレベルをあげれる人はいいかもしれないですが、ほとんどの人が苦痛でしょう。。
このシステム上から、現在日本サーバーのメイプルストーリー（JMS）は新規参入者を取り入れることより、古参プレイヤーを残す傾向にあります。それでもいいという方だけプレイすることをオススメします。あとはサブキャラを何体も作るのが楽しめる人とか。
本当にメイプルストーリーをプレイしたいなら、GMSという外国のサーバー（スチームでダウンロード可）のほうが、新参を取り入れる努力をしているので、そちらをオススメします。