Wonderland ONLINE

プレイ期間＝クローズβから現在まで
感想＝
　最初に総括を持ってきます。
　下に長々と書きましたが、手っ取り早く知りたい場合はここを。

生産（ハウジング）：１０点
生産（武器防具など、家以外）：１点
戦闘：７点
シナリオ（メインストーリー）：７点
Lv上げの快適さ：０点
PTの組みやすさ：１点
(吸引カップ+4(3150円)が必須な風潮により。これを除くなら８点)
総合　　　　　　　　　　　　：　４点


　自分のテントをまっさらの状態からバリバリに自分風に飾り付けて、
２階に増築して、自宅を開発していくことができるハウジングシス
テムは、２Ｄだろうが何だろうが神がかっていると思いました。
　ので、生産システムでも家開発関連に関しては文句なしの１０点。


　次に、生産システムの中でも武器防具、道具に関して。
これは家の物の生産とは違い、合成（錬金術）スキルを使っての生
産となるのですが、これが全体的に成功率が低く、等級の高い装備
を１つ作り出すのにお金をいくら持っていようが破産するのはザラ。
　さらに、等級２０から上の装備をまともに錬金で作ろうと思った
ら、課金アイテムの錬金本が何冊も必要になって当たり前のバラン
スに設定しています。
　この現状は締め付けがきつすぎるので、生産でも武器防具に関し
ては１点。


　戦闘とシナリオ（メインストーリー）について。
　最初は（家の開発に自分で区切りをつけるまで）ほぼ気にならな
かったんですが、家の飾り付けが終わって、いざ世界中に散らばっ
ているメインストーリーを進めようとすると、敵の強さが異常に跳
ね上がる
（主に攻撃力の尋常じゃない高さ：１発1000ダメージを連発
　生命力の桁違いさ：こちらがHP1000くらいなのに、敵のボスが
HP25000とか、HP16000が８人がかりとかで防御も高すぎて、
１ターンで500程度しか与えられないとか）
ので、家の開発が一段落着くLv20くらいからLv60くらいまで一気に
上げないと、メインストーリーに余裕を持って浸ることができない。
４人パーティーでこのくらいで、１人でならLv100は必要かも。
　課金アイテムの吸引カップ+4
（本体が650円、+4に強化するまでに強化チケット10枚必要で2500円
の計3150円）
があれば、Lv40台でもメインストーリーを進めることが出来ますが、
これのせいで『吸引カップ+4か吸引カップ+2を2つ持っていないプレ
イヤーは、メインストーリーを進める資格はない』という風潮が
地味に、じわじわとあまり人々が意識しない死角から出来上がりつ
つあります。
　この風潮が他人とのパーティープレイをしにくくさせ、実際にあ
まりお金をかけずに楽しもうという層と、実際のお金を何万もゲー
ム内につぎ込んでパワープレイをする層とで決定的な溝が出来上が
りつつあるのが、非常に残念です。

　わたしは、ネットゲームで一気に何万もつぎ込むくらいなら、
上等な服を買ったり旅行したり、ステーキ買って食べたり、
高級料理で食事を楽しんだ方がずっと良いと考える人間なので、
ゲームに何万もつぎ込む人たちとは、あまりうまが合いませんでした。


　しかし、戦闘やシナリオで良いところもあり、テンポの良さと、
声優さんたちの演技の良さは、飽きにくさを消し飛ばしてくれます。
　これは素直に高評価です。さすがです。


　Lv30を超えてくると、１日に1Lvあがるのがやっとです。
　それ以上の成長スピードを確保しようとすると、ゲーム内のスロッ
トに実際のお金をつぎ込んで経験値倍増アイテムを得るか、課金ア
イテムの経験値倍増アイテムを買わないと不可能な作りになってい
ました。
　さらに、Lv上げ＝長時間の放置戦闘が必須みたいなゲーム設計に
しているので、ＰＣを２４時間休ませず稼動させている状態が何日
も続くことになります（下手したら、何ヶ月もつけったぱなしにす
る人もこれから出てくるかも）。
　これは、個人によってはＰＣやグラフィックボードに負荷を与え、
ＰＣの寿命を短くさせるのではないかと言う懸念を持つ人の増加に
繋がっています。
　これはわたしの周りの話ですが、実際にグラフィックボードが壊
れた人もいました。残念です。
　全員が全員、神がかって丈夫なゲーム用ハイスペックＰＣを持っ
ているわけじゃない現状で、このゲームデザインは地味にきついと
思います。
　たかがネットゲーム１つのためにパソコン壊してたらバカだよっ
て言葉も聞きました。純粋に生産目当てでこれをしている知人の口
から。


　わたしもハウジング目的で始めたので、下の方と同じくそろそろ
リタイヤかなあ。
　でも最初のうちは本当面白いです。

　マビノギと、大航海時代の冒険要素と、これのハウジング要素が
ミックスされたなら、最高に面白いゲームが完成されるのになあと
強く思わされました。