Valkyrie Sky

プレイ期間＝ＯＢ1週間ぐらい
感想＝

普段シューティングゲームはやらない興味ない
ＭＭＯＲＰＧプレイヤーです。
戦闘部分がシューティングということで、珍しい
ものみたさで遊んでみましたが、意外や意外
とても面白かった。


■レベル10まで

ゲーム内では朝昼夕夜にそれぞれリアルタイムの
15分が割り当てられており、夜だけは出撃時の二倍の
スタミナが消費されるというペナルティがあります。
（レベル10まではスタミナは消費なし）

戦闘は1エリア5ステージの縦スクロールシューティングを
クリアしていく形式で、5ステージ目のラスボスを
倒すと新しいエリアが出現する仕組み。

5ステージはだいたい15分で終了し、クエストを
受けていれば5ステージ一周でほぼ消化でき、報告すると
1レベルアップする感じです。
（特定ステージを周回しなければいけない場合もあります）

つまり、10レベルまでは二時間〜三時間もあれば到達します。

新エリアをどんどんクリアしていくことより、クエストを
しっかり消化していくことがレベルアップの早道です。


■レベル10から

11レベルからはスタミナの回復が必要となりますが、
基本は変わらずクエストを受けて対象ステージとなる
新ステージをクリアしていけば、極端な話、1時間で
4レベルづつアップしていきます。

自力クリアが困難な人はＰＴに入れば難易度は
格段に下がります。
ＭＭＯＲＰＧと違って、自力でムリと思われる
ステージは装備が良くなればいつかはクリアできる
ということがないので、サクッとＰＴを組んで
クリアすることをオススメします。

スタミナは0になってもリアルのＡＭ5：00に
リセットされてフルに回復するので一日数時間の
プレイなら気にならないでしょう。

一日に長時間プレイする人でシューティングだけ
やりたい人には向かないかもしれません。
（そういう人はオークションで料理にお金を多めに
突っ込むとストレスが減るかも）

また、適正エリアの後半ステージが最も経験値が
はいるので、ソロが多い人はステージ3クリア後、
ラスボス前のステージ4を何周かするようにする
ことでレベル上げが楽になります。
（適正エリアであって、最新エリアではないことに注意）

装備よりスキルのレベルに強さが依存しているので、
レベル10前半で苦戦する人はさっさとレベルを上げて
スキルを強化するのが吉です。


■ＰＴプレイ

最大４人です。
必須職・不要職というものはありません。
剣士はＰＴ依存度が高く、その分ＰＴでの貢献度も大きいというスタンス。

レベル差による取得経験値差はないっぽい（？）です。
ステージが適正レベルかどうかが大きく関係しているようです。

敵弾はＰＴＭ中ハイスコアをとっている人目がけて飛んできます。

・ハイスコア維持して弾の誘導役をする
・ボム（アルティメットアタック）を使う・充填する
・弾消しスキルを取っていない仲間の盾になる
・腕がなければスキルだけはジャンジャン使って火力の足しになる

特にレベル30以降はボス相手でなくても攻撃が激しくなってくる
のでボムを上手に使う、仲間のボム中にボムを充填する（ボムは
スペースバー長押しでのゲージ制）の連携が大切になってきます。

自分はシューティングゲームは不慣れでしたが、ＰＴで上手い
プレイヤーの動きを見て「ああこういう風に動けばいいのか」など
色々と発見があり、新しい世界が広がった気分になれました。

ずっと「シューティングは反射神経」と思っていたのですが、
見てると上手い人は割と理詰めで操作してるんですね。知らなかった・・・


■ＰＴ募集

弾消しスキルは剣士がもっとも豊富ですが、他職も取得が可能です。
また弾消しスキルがないと進行できないということもありません。

なので剣士さんこないとＰＴ出発できなーいということはありません。
また、フルＰＴじゃないと出発できなーいということもありません。

ＰＴ募集出しっぱでソロしつつ、人がきたら一緒に遊ぶ、それでＯＫ。
（Vキーからのショートカットで募集マークを頭上に表示可能、
同様にして同エリアでのＰＴ募集に参加もできます。
拾われ待ちという募集の仕方もできるのでこの方法は拠点村での
ＰＴ掲示板よりも手軽です）

レベル20台までは漫然とプレイしてても問題なし。
レベル10台にいたっては下手な人でも寝ていてクリアできる難易度です。

下手だからＰＴ組むのが心配という人は道中ハイスコアさえ
とらないようにしておけばＯＫ。（召喚は下手でも得点稼ぎ
がちなので要調節）

ＰＴ募集システムで行きたいステージの募集をダブルクリックし
エリアに移動して出発という流れ。

エリア一周で解散（拘束時間15分）または、夜休憩はさんで続行
という感じです。長くても45分に一度ＰＴ解散の機会がくるので
カジュアルプレイヤーにはありがたいです。


■チャットなど

野良だとチャットは挨拶ぐらい。戦闘中チャットもできる仕様。
でもフツーの人にはムリ（笑

ギルドに入るとＰＴが組みやすいのでシューティングに
自信なければ早々にギルドに加入すると楽です。
ソロシューターであっても、スタミナ回復中のおしゃべりが
楽しめるようなギルドに所属できれば楽しいでしょう。

あるいはリア友と誘い合ってボイチャで遊ぶと盛り上がれそうです。

また、一日３枚のコンティニューコインが支給されます。
（ＡＭ5：00にリセットされて再補充）
余らすのはもったいないのでその日のうちに使い切るつもりで
使いどころではドンドン使うといいです。

ＰＴではボスのＨＰが増えるので、ＰＴでのボス戦で早々に死んで
しまったりしたときに使って復活するのが一番の使い道かな。
あとはソロ時あとちょっとでボスが倒せそうなときに死んだ場合ぐらい。


■キャラクター

キャラの外見は昨今のＭＭＯＲＰＧと比較すると
お粗末な限りです。みんな同じ顔で同じ格好です。

ですが、スキル強化のバリエーションや装備による
ステータス補正の幅は異常に広いため、自キャラに
個性がないという印象は持ちませんでした。

各クラス戦闘スタイルはかなり違っています。
初心者は魔術師か召喚士がソロ難易度は低めでオススメです。
魔は通常弾がロックオン攻撃なため、召喚は通常弾が
敵を倒すまで食らいつくホーミング攻撃なため。

弾避けに専念できる度合は

　召喚＞魔＞弓
　剣士は弾避けというより弾消しなので別格



■買い物

・ＮＰＣ店売り
・プレイヤーによるオークション販売
・合成

ドロップ以外に三種類のアイテム入手手段があります。
店売りと合成はレベル4のアイテムから始まって6レベル毎に
一種類のアイテムが陳列されます。

陳列されるアイテムは誰かが購入・合成するか時間が変わる
と変更になります。

このあたりの仕組みはちょっと独特で、店売り品が固定じゃない
ため、ちょくちょくチェックしていると安くレアアイテムをゲット
できたりします。

良くある無意味な店売りＮＰＣになっておらず、
高レベル層ドロップによる市場支配が起きにくい仕組みになっています。

低レベル層が高レベル層に食い物にされるありがちな構図ではなく、
共存できるように考えているその工夫、開発の方向性に好感が持てました。

また、オークションを極めていくことで商売が有利に進む効果を
持つ称号などもあり、商売好きの自分としては個人的に楽しめた。


■アイテムドロップ

アイテムドロップ率や強化成功率を上げるＬＵＫというステータスを
プレイヤーが任意に伸ばすことができるのも面白い。

低価格で素材を買い集めて手軽に強力な装備を作れるので、
合成好きな人はそこも魅力かもしれない。

そういうのがメンドクさい人は経験値無視で先のステージにいって
自力ドロップを狙う選択肢もちゃんとあることろが好印象。

ゲーム序盤は自職の装備がでにくいですが、ＬＵＫを上げて
ドロップ率を高めるとそうでもなくなります。

（推測ですが、ＬＵＫの値が一定を超えると自職アイテムも
　他職のと同じように出まくるようになるみたいです。
　レベル20台後半ぐらいから特にＬＵＫムチャ振りしてなくても
　出るようになりました。それなりに装備補正と称号で上げるぐらいで）

素材アイテムに関してはこれも推測ですが、海のものは海の、
山のものは山の・・・というように特定素材は特定地形で
出やすいように思います。

オークションで高値の素材などは、それに対応した特定エリアを
周回すると意外と簡単に獲得することができるようです。


■装備

・武器　　戦闘回数によって耐久度が摩耗する
・防具　　死なない限り耐久度が減らない
・アクセ　耐久度はない（摩耗しない）

修理で耐久度を回復すると最大耐久度が減ることがあり、
良ＯＰアイテムでもいずれは使い物にならなくなります。

・良ＯＰを捨てて耐久の減らないノーマルランク装備を揃える
・一般ステＵＰの良ＯＰ装備を適度に揃える
・特殊ＯＰ（残機増やクリＵＰなど）のレア装備を揃える

というような選択肢があり、ノーマル装備は一見弱いけれど
維持費のかからない優秀な装備と言えたりします。

上手い人は装備にお金をかけるかけないに関しては選択の幅があり、
ボロボロの装備で高レベルステージをクリアもできるし、
高価な装備であっても死なない限りは維持費はかからないためこの点はシューター優遇です。

ヘボい装備でＰＴくるなとか、そういう風潮は特になしでした。
ＰＴだとあんまり影響がないからかも。

自分の腕前と財布と相談して装備を整えることができます。
他ＭＭＯＲＰＧにありがちな「これじゃないとダメ！」という
装備は存在せず、あくまでも自分のスタイルに合った装備を模索し
収集していけるのは素晴らしい部分だと思います。

修理費貧乏な人は防具をノーマルにして、武器アクセに投資すれば
良さげです。


■まとめ

戦闘がシューティングであるため、プレイヤースキルが如実に出ます。
上手い人であれば低レベルのままずっと先のエリアへ行ってしまう
ことができるでしょう。（経験値的にはあんま意味ないけど）

が、シューティング苦手だから詰むということはなく、
ＰＴや取引、育成、装備などのＭＭＯＲＰＧ要素で充分補えるし楽しめます。

シューターとしてズンズン先へ進めるもよし、ＭＭＯＲＰＧプレイヤー
としてまったり進めていくのもよし。
両者のバランスが取れ始めるのがレベル30ぐらいからです。

ソロシューター以外は割と長く楽しめるゲームだと思います。
ソロシューターでもクラスをあれこれ変えて何周もするという
遊び方ならそれなりに長く楽しめるでしょう。

ＭＭＯＲＰＧ好きだけどクリゲーは嫌という人は一度試してみると
いいかもしれないです。

自分は「弾幕系シューティングＭＭＯＲＰＧ」というよりも
「ノンターゲッティングＭＭＯＲＰＧ」という感覚で遊べました。

シューティングという部分がクローズアップされがちですが、
ＭＭＯＲＰＧ部分も実は良く練られて作られているという感想。

昨今の大作ＭＭＯＲＰＧが未だ解決できていないストレス要因に
対してこぢんまりながら回答を用意しており一歩リードしている。

シューティング下手だからなーという理由で敬遠するのは
もったいないゲーム。

良ゲー。良運営（今のところ）