コンチェルトゲート

プレイ期間＝Oβ開始〜5/1日現在まで

鯖落ち騒動もある程度落ち着いたので、修正したレビューを。

グラフィック＝☆☆☆
問題なし。
不満点はXGプレイヤーとしては各キャラ個別のモーションや、服装などが好印象だったが、今作ではそれがない事。
それ以外では、何ら問題は無い、3Dの割にはよく動いてくれる。
人によっては受け付けないかもしれないが、日本人なら大多数は受け入れられるだろう。

音楽＝☆☆☆☆
ロマサガの伊藤賢治氏と聖剣の菊田裕樹氏が担当。
それぞれの担当曲は、いい感じにゲームとマッチしており、主張しすぎず、アクの無い雰囲気が整っている。

運営・開発＝☆☆☆
未だバグや障害続きなので、運営に関しては白黒つけがたい。
30分置きに必ず鯖がダウンするのは致命的すぎる。（現在は修正済）
多くの障害が残されているが、運営はわりと頑張っている方か。
公式にてきちんと報告がなされているのは嬉しい。よって☆３。
しかし、報告はきちんとしているが、少々自信過剰とミスが多すぎる感もある。

戦闘＝☆☆☆☆
エンカウントは、量産MMOのようなクリックゲーじゃない分、面白い。
戦闘はセミリアルタイムバトルなので、迅速な行動が求められる。
戦闘そのものは結構サクサク進むが、敵が強めの設定なので、気を抜くと即死、低レベルには辛いだろう。
強くなってくると、だんだん面白くなるのはコンシューマーらしいといえばらしい。
イメージとしてはコンシューマーのRPGを、そのままネトゲ化した感じ。
ゆえに続けてるとマンネリ化して来る可能性が高い。
ステータスはBPを振り分ける形式のもので、試行錯誤しながら割り振ることが出来、悪くは無い。
戦闘はパーティー必須、ソロでも出来ないことは無いが、かなり厳しい設計となっている。

操作＝☆☆
ユーザーインターフェイスが最悪。
クリックしづらい敵、扱いにくいチャット窓、時折固まる変換バグ、移動が困難、解像度を上げると移動がバグる、荒い画面、3Dなのに視点を変えられない、全体的にボタンが押しにくい、窓が大きすぎて画面が見えない、など所々でストレスを溜めさせてくれる。
クリックし辛いについて"認識不足"という指摘があったが、隊列指定を踏まえてクリックし辛いとの評価を下しています。
（例：隊列指定をしようと思ったら、いつの味方のタブに切り替わっており、誤射の危険性がある）
改善しないと、これだけでユーザー離れを起こしかねないだろう。
操作には、多少の慣れが必要。

生産＝☆☆
前作とは違い、武器ごとにスキルが設けられるシステムとなった。
これが中々厄介で、例えば杖などは、需要の少ない殴り杖を好んで上げるプレイヤーが少なくなり、殴り杖が買いにくいという状況に陥っている。
一部の武器防具が、初期にNPCから貰える装備よりも低い性能の状況となってしまっているのは問題だろう。
需要のある装備と無い装備がハッキリしてしまい、ランクを上げる作業が極めて辛いというプレイヤーもいる。
露店システムの排除を考慮して☆２。もう少し装備品の効果の見直しが必要ではないだろうか。

採取＝☆
非常につまらない。
放置作業であるのにも関わらず、常にモニターに気を回す必要がある。
理由は装備品の老朽化と、HPの減少による健康管理の必要性である。
うっかり寝放置でもしようものなら、おきたときには重傷という自体を招きかねない。。
仲間同士ならまだしも、ソロにとってはかなり苦痛を伴う作業となる。
また、テラジェネレーションシステムの存在により、採取による砂漠化が深刻化しており、採取をやるならば開拓を、という風潮が強くなっている。
思うように採取が出来ず、採取をしているのにどこか悪い気がするというジレンマが生じる。
その開拓も効果が薄く、採取の効果に負けてしまっている印象がある。

難易度＝☆☆☆☆
難易度は高めの☆４。
ゲーム自体は決して難しくは無いのだが、少々低レベルにはきつすぎる設計、経験値テーブルが比較的高め（苦労のわりには、入手経験値が少ない）、金稼ぎの敷居が高い、という観点から☆４。
敷居が低そうに見えて、実は高いという面を持つので注意。
とにかく全体的に時間がかかる仕様になりつつあり、ソロお断りの風潮が強いゲームとなってきているのは否めない。
それなりにネトゲをプレイしている人には簡単かもしれないが、ライトユーザーを狙っていそうで、この設計にするのは少し考えが浅すぎるのではなかろうか。

とはいっても、正式サービス後に期待したいゲーム。
今後の課金内容や、運営開発のバランス調整よっては10点にもなりえる可能性を備えたゲームであることは間違いない。