ファイナルファンタジー14（旧FF14）のレビュー・評価

お祭り気分で少しだけやってみました。
本当に日本最大級の大手企業が作ったとは思えません。
今のところ、単純に物珍しさと、
FF11からの敬虔な信者達で賑わってるとしか思えません。
グラフィックとネームバリューという隠れ蓑が無ければ、
他の盆百の量産型MMOに勝るとも劣らない残念な出来です。

他の方も出していますが、インターフェイス。
全然直感的でなく、例えばアイテムだけ取り上げても、
装備は専用の装備ウインドウからしかできない、
アイテムの確認はインベントリウインドウ、
ショートカットにセットするにものウインドウ。
更にウインドウを一つしか開けないため、
アイテムや装備を確認し直すのもいちいちメインメニューから。

このような操作が他の物と比べて特徴的でわかりにくければ、
普通、一通りのチュートリアルを手取り足取りさせ、
本来ならそれが長ったらしく面倒になるはずですが、
そのようなチュートリアルすらありません。
というか、ひょっとしたら私が見落としているだけなのかもしれませんが、
それ自体があるのかないのかすら、わかりません。

唯一、キャラメイクの多彩さと、作ったキャラクターが
美麗なグラフィックのムービーの中に登場したのには感動しました。
ムービーが流れるMMOは少ない上に、
これだけのグラフィックの物は無いので
これに関しては一見の価値があると思います。

それ以外は本当にネットゲーム黎明期のMMOって感じです。
日本はMMOをほとんど開発せず、
他国から輸入してそれを運営しているだけというのがほとんどなので、
恐らくスクエニもFF11を作った2002年から時代が進んでいなかったんでしょう。

新しく日本に輸入されたMMOを、チョンゲー、クリゲーと
よく小馬鹿にしている人を見かけますし、
自分も大量生産のクローンゲーにはうんざりですが、
日本最大級のメーカーが
数多のユーザーの期待を受けて作った作品がこれでは、
本当に笑えません。

力の入れどころを完全に間違えてしまっていると思いますが、
グラフィックとモーションは確かに評価できるのではないのでしょうか…。
私的にネトゲに高いグラフィックは求めてはいませんが。
是非、スクエニにはUOが流行った理由を考えて、
これから先、良いものにしていって欲しいと心から願います。
3点。