ファイナルファンタジー14（旧FF14）のレビュー・評価

プレイ期間＝オープンβ開始初日から
感想＝

まずこのゲームは最低限のゲームとしての土台が未完成です。
基本的に何をするにも必要な手順が多く反応も遅いためストレスばかり溜まりました。
キャラサーチもできずプレイヤーの発言やアクションは全て同じログに流され、
アイテムの整理整頓すら出来ず装備を1つ修理のに1分以上の時間がかかるなどUIに関しては最悪と断言できます。


戦闘に関してはリーチや場所取りの概念はあってないようなもので弓使いも魔法使いも皆インファイトをしています。
ソロでやってる分にはただの地味で退屈なクリックゲーですがパーティーで戦闘をすると状況は一変します。悪い方に。
どう言う訳かこのゲームは画面上のキャラを直接クリックしてターゲットを取る仕様なので、
10人ぐらいの大人数で戦闘をしようとすると狙った敵を攻撃したり味方にケアルをかけるだけで相当な難易度になります。
今時これほど思ったとおりに行動できないゲームも珍しいのではないかと思います。
クラスごとのバランスは当然のように悪いですが他の問題に比べると比較的修正がしやすい部分ですし些細な問題と言えるでしょう。


採取は指定の場所に行って何回か取って次の場所に移動して取っての繰り返しとなります。
アイテムを採取するときにタイミングを合わせてクリックする必要がありますが10回もやればお腹一杯になって面倒なだけです。
採取系のクラスは3つありますが実際にすることは全て同じでアイテム集めやランク上げは眠くなるだけの作業です。


生産はUIの不便さに加えて完全な廃人仕様になっていてライトユーザーにはまったくお勧めしません。
ただでさえクリック後の応答時間が長い上に連続で同じものを作ったりギルドリーヴ以外でレシピから作成するものを選んだりは出来ず、
いちいち使用する材料を指定して非常に奥の浅く時間のかかる製作作業をする必要がありランク上げはかなりしんどいです。
さらに武器や防具などの完成品を作るには複数のクラスで中間素材を作る必要があり料理以外の5クラスはほぼ必須になります。

また、このゲームでは最終的に出来るアイテムの種類は色違いの布製品などを除くとそう多くはないのですが、
完成品を作る上で必要になる中間素材が非常に多いため手持ちのアイテムの種類が際限なく増えていきます。
追加で課金しないと倉庫を含めてもアイテムが160種までしか持つことができないので無課金での生産作業はすぐに無理がきそうです。
バザーシステムも不便極まりなく粗悪なUIも手伝い、特定の素材などを買おうとすると地獄のような作業が必要となります。

駄目押しにFF14では装備品に耐久値こそあるもののアイテムが壊れたりはせず修理さえすれば永久に使い続けることが出来ます。
結果的に一部の入手が困難な装備以外はすぐに供給過多になることは容易に予想することができ、
需要が集中する上位の装備を作れる周りより高ランクの人以外は何とか装備品を作れても利益が出るのは稼動初期だけになりそうです。
前情報でFF14は生産だけでも遊べると言うコメントがありましたが、今の仕様ではそれが可能なのは極一部の限られた人だけでしょう。


このゲームはギルドリーヴ(クエスト)がメインコンテンツとなっていますが内容は通常の戦闘、採取、生産とほぼ同じものです。
指定の雑魚を数匹倒せ、指定の場所で採掘して来い、指定のアイテムを作れといったものが主でまさに消化すると言った感じです。
あとはマップのコピペについては同じ木や岩などのオブジェクトが複数個配置されていると言った生易しいものではなく、
結構大きな区域がまるまるコピーされているので街道を走ってるだけで何度も同じ光景を見るハメになります。ホント凄い手抜き感。


自分は安易に最低点をつけるのは良くないことだと考えていますがFF14に関しては0点以外に考えられないと言うのが率直な感想です。
発表当時から凄く期待していたんですが、どうしてこうなったんでしょうね…。