ファイナルファンタジー14（旧FF14）のレビュー・評価

プレイ期間＝oβ数日
感想＝
十分なプレイ実績も無しにレビューを書くのは些か心苦しいものがありますが、
矢継ぎ早に繰り出されるとんでもニュースを見ていたらとても書かずにはいられませんでした。

とりあえずプレイした上で感じた感想は

・グラは超がんばった
・UIまわりの設計思想がおそまつ
・テスターの存在意義って何？　　の3点
　
この辺りについては他のテスターの方々が
散々口にしているので今更語るまでもないでしょう。

国内のゲームメーカーの牽引役（のひとつ）たる■eにしては
あまりに不完全な出来の物をリリースしてしまったという感がありますが
■eのもっとも罪深い所業は国内のユーザーを鑑みず大陸に目を向ける方針を固めてしまった事だと思うんですね。

そりゃ日本に比べ中国のオンラインゲーマーの数は500倍以上にもなるわけだから
単純に儲けを求めたら国内よりも中国で売る事を考えた方が良いでしょうね。
企業としてはこの判断は正しい。冗談じゃないですが。

続々と発表されるニュースにあるように
中国の法律に合わせた疲労度システム実装、中国向けの名称変更と
着々と大陸向けのカスタマイズは進んでいる様ですが
ほんとうにこの判断は正しかったのでしょうか？
大陸での成功を夢見る■eは一度冷静になって考えてみてほしいと思う。

かつて中国市場で成功したWoWが中国に受け入れられ莫大な利益をあげたのも、
WoWが要求スペックを抑えられた間口の広いゲームであった為で、
一部の裕福層を除き、殆どが不満足な環境でプレイしている大陸において
FF14のようなハイスペックを要求するゲームにどれだけ人が食い付いてくるものなのか。
（PS3だって普及してないんじゃないですか・・？あっちは）

儲かる「可能性」があるからといって
十分なリスクの検証もせずに大陸進出に飛びつき、
こうまで簡単に国内ユーザーを捨てた■eは
メーカーとしてある意味清々しいまでの醜さを見せてくれた様な気がします。

サービスを売る会社が一番大事にしなきゃいけないのはなんなんでしょうね？

ちょっと会社批判みたいになってしまったので反省。
とりあえずFF14の最終的な評価ですが
国内ユーザーを蔑ろにし、儲けを夢見て迷走しているうちはとても評価するに値しないので０。
ただFF14がグラだけゲームに出来上がってしまったのも
ひょっとしたら日本人のグラフィック至上主義を反映した為とも考えられるので
真に日本人好みのグラフィックを目指してくれたという点を考慮して2点という評価をさせて貰います。