モンスターハンター

プレイ期間＝２ヶ月

モンスターハンターシリーズの最新作であり、オンラインゲームとしては近頃主流になりつつあるアクション性の高めなＲＰＧ期待の新星。実際にプレイしてみた限りでは以下の点が気にはなった。
・操作が煩雑
　とてもではないが、PCプレイヤーをターゲットには作られているとは思えないくらい使用コマンドが多い。ジャンルはＲＰＧとはいえ、カプコンが本来得意とするアクション性の高いゲームの為、作りこみ具合も半端ではないのだがその分操作性は複雑であり、キーボードのみで満足にプレイするのは殆ど不可能といっていい。
これを始めてからパッドを初めて購入したという人も多かったのではないだろうか（自分はもともと持ち合わせていたので気にはならなかったが）。この点については製作サイドも頭を捻ったのだとは思うが、アクション性を重視するという結論に至ったらしい。個人的にはFPSのごとくヘッドセットとボイスチャット用アプリケーションの用意もお勧めする。
・協力プレイが熱い！　しかし・・・
　先に上げた操作性のために、ほとんどのプレイヤーはパッド所持、またはパッドではなくともキーボードでの操作に完全に集中しなくてはならない。そのため、例えば本編主軸となる狩（クエスト）の最中はチャットコマンドに気を使う暇があまりなく、協力プレイと言ってもほとんどが行き当たりばったりのボコスカウォーズ状態となるため、中々仲間に気を使ってやることができない。猟団などだとボイスチャットのシステムを導入して統一化しているところもあるのだろうが、野良パーティーにはこれがほとんど期待できない。当然、ソロで攻略できるような場所はランクが上がれば上がるほど少なくなるので、パーティプレイは必須環境となる、つまり協力プレイの幅を広げなければいけない。
せめて、おまけ程度でもよいからボイスチャット機能をゲームそのものに付加できなかったものだろうか。

上にあげたような難はあるものの、PCスペック的にはミドルクラスの環境やVGAでも問題なく動く軽さや、シリーズの売りともいえる魅力的なデザインの武器防具（これは２からの使いまわしも多いが）、大迫力のモンスターに戦いを挑むことの狩猟的快感など、その他の部分ではほとんど文句がないと言ってもいい。DoDと同じくあまり周囲を気にせず一定の仲間内でわいわいと遊ぶMOとしては昨今のMMOなど比にならないだけの満足感を与えてくれるゲームだと薦めることはできる。