ダークエデン

プレイ期間＝
感想＝プレイ期＝DarkEdenTVがあった時期に1000時間ほど
感想＝中世西洋の、混沌とした世界観が私の嗜好に調和しました。

まず、これを念頭に言います。DarkEdenの絶頂期はとっくの昔に過ぎました。
私の思う絶頂期は、公式サイトでDarkEdenTVという、開発者と女優の方が
ゲームの遊び方と面白さについて、掛け合いをしながら伝える情報番組がありました。
当時は運営も、積極的にこのゲームを推していました。実際、その頃は
ログイン者数は毎晩1000人を超えていて、狩場には大勢のSlayerと小勢のVampireという構図が
お決まりだったような気がします。このゲームのよく出来ている部分は
序盤はSlayerが強く、終盤でVampireが追い上げるように出来ているという所です。
その結果、初期の旗取り大規模戦争は常にSlayerの独壇場で、Vampireは陰から
ちょっかいを出して、見つかれば大勢のSlayerに追いかけ回されるのがよくある光景でした。
後に個体で強いVampireが増え始め、戦争も均衡するようになっていたと思います。
しかし、それから数月が経った頃のアップデートで大変動が起こりました。
Vampire側にLv100スキルの“メテオ・ストライク”が追加されたからです。
上級Vampireが放り落とす隕石にSlayer達は為す術無く、それは正に虐殺でした。
固有スキルのメテオは回避も防御も出来ず、それまで強靱な回避率を誇っていた銃使いも
２〜３発メテオを当てられただけで死亡。戦争では役立たずに成り果てました。
ここからは正にVampireの逆襲で、戦争はメテオ地獄。真っ赤に染まる画面が印象的でした。
Vampireに所属していた私は、メテオで戦争に貢献して充実感たっぷりでした。
それから、何度か運営による勢力の均衡は調整されましたが、メテオ時代でDarkEdenの戦争は
終結したと思います。それからというものの、ログイン者数は陰りを見せ始めて
とどのつまり、残ったのはギルド活動で楽しむ内輪グループと年中同族PKの嫌がらせに浸る変態と
未だに状勢が尻窄みの一路を辿っていることに気づかずに居る、犬・露店放置系の、のんびりユーザー達でした。
ここ１〜２年のゲーム内情は、見た所、これと言ったアップデートも無く
相変わらず、戦争は盛り上がりが欠けている様で、おまけにチーターがちょくちょく出没中らしい。
未だ、このゲームをプレイしていない人は、雰囲気と性質を自分の目で確かめてみることを
お薦めします。ただし、次のような資質を持っていないと続きません。

１，いきなり殺されることを受け入れられる。
２，狩場でいきなり敵種族に襲い掛かられて、獲物を横取りされても泣かない。
３，復讐の為なら頑張れる。

最後に、採点について
言語の違う別種族同士が、全面的に戦争を勃発させるという物語性と
発展性には文句なしの評価をしたい。モンスターの首がコロンッと
取れて、それを集めてお金にするという発想には、胸を打たれた。
著しく運営の熱が冷めている所、過疎化が進みすぎている所に
それぞれ−１点で、８点という評価を付けました。

もし、私の１０００時間プレイがここ最近だとしたら、
もっと低い評価をしたでしょう。昔々の話でした。