ファンタシースターオンラインBB

プレイ期間＝１ヶ月
感想＝
GCver1.0を１年弱やって引退。当時の最大の問題点であった升やバグ悪用といった不正行為が、しっかり管理されるのではないか、という淡い期待でBB再開。

PSO最大の魅力は、アイテム収集とスキルアップの二極だと思うが、現在のUP状況ではどちらもまだまだ不足すぎ。

特にアクションについての不満が多いようだが、パッド無しではゲーム性の１０分の１も楽しめないのではないかと思う。
一見敷居の低いアクション性に見えるが、そこは老舗SEGAゲーだけあって、やりこむと数フレーム単位を見極める必要まで出てくるほど実は奥深い。

その真骨頂はチャレンジモードでの限界TA。
チャレンジモードとは毎回予め決められた初期条件で各ステージのクリアタイムを競うモード。
その限界TAとは、文字通り「限界タイムアタック」。
いかに早いタイムを出すかは「いかに反撃をくらわないように」かつ「殲滅速度を上げるか」にかかっているという世界。
ステージ構成や敵構成・ドロップアイテムや命中判定といった確率の要素もかなり強いが、その内の90%はメンバーのスキル次第で食える。
鉄人クラスになると、全員の動作がコンマ数秒単位の無駄さえないという究極の境地になり、FPSゲーに勝るとも劣らないクオリティー。
４人の力が１つになって凄まじいタイムが出た時などの達成感は、もはやスポーツのそれに通じるものがある。
DC・GC等のチャレンジモード攻略をしている個人サイトも多いので、是非その世界を覗いて頂きたい。
コアなマニアを抱えるSEGAゲーにしてこの盛り上がりという点も否めないが、そこまでプレイの「質」を受け容れるキャパシティーを持ったA・RPGゲームは、探しても他になかなかない。

その意味では、ラグなど鯖管理の手腕も見事と言える反面、世界観やストーリーを仕立てるのが異様に下手なのもSEGAの真骨頂。
PSOも例外ではなく、「いまさら」PSOをリバイバルするからには、こちらへの注力にも激しく期待。

加えて、普通のマルチプレイも、いかに多くの敵を倒し、高属性のレアを出したり大量の経験値を稼ぐか、というもの。
最初はそこそこ燃えるが、いずれアルティメット遺跡100周回とか東塔クエ5000周回とかやるようになると幾らなんでも飽きる。

ということで、古き良き部分「アクション性」はそのままに、「新要素」や「新演出」等を引っさげた今後の迅速なUPに期待で評価７。
ちなみに、GCオンラインに無理矢理くっついていたPvPモードはHAGEが付くほど盛り下がる出来だった。
FPSとして割り切るにしろA・RPGとして深めるにしろ、開発に当たってはどちらかに集中して欲しいという願いも込めた評価。


まぁ、ソニチだが･･･。