スペルボーン

プレイ期間＝CB初日から2009/12/8現在まで
感想＝
12/4より開始されたOBにてゲーム内仕様が大幅変更となりました。
このレビューは12/4からのOBverでのレビューとなります。

スペルボーンはオランダ産の洋ゲーでありますが、開発元が既に倒産しており、
日本での運営権を獲得したexciteと、日本語へのローカライズ＆Upデートを
韓国会社が担当するという形で運営されております。
また、本国(オランダ)のスペルボーンは月額課金形式でスタートしましたが
採算が取れずに無料アイテム課金形式へ移行しようとしております。
これらの事情により洋ゲー＋韓国量産ゲー風味＋アイテム課金不自由制という特殊な状態となっています。

・洋ゲー　面白さを感じるのに時間がかかるスペルボーン
グラフィックやBGM、クエストのシナリオや戦闘など日本ではあまり見かけませんが
クリックゲーに飽きた人や、洋ゲー好きな人ならば十分にハマれる魅力があると思います。
ですがクエストにしろ戦闘にしろ面白くなってくるのがLv10、11からなのです。
クエストはLv10から加入できるクランという組織で受けれるクランクエストが奥深く人間臭いドラマを見せてくれます。
戦闘はLv11くらいから職ごとの個性が固まってきてコンバットドラムと合わさり独特の面白さを魅せてくれます。
(他の方のレビューで「戦闘時に後退でしか回避できない」との意見もありますが、
Pepというポイントを5ポイントまで溜めると横避け等も出来るようになったりします。)
とは言え、Lv10/11までの序盤がありきたりのクエスト、低Lvによるテンポの悪い戦闘で「テンション上がらない」のも事実です。

・韓国風味
本国では装備品に職業縛りと付加OPが無いため、自由にオサレが出来るらしいのですが、
日本版では職業縛り(レア装備のみ)と付加OPがついておりますのでオサレよりも能力値優先となります。
また、クエストも本来は極力ヒントを無くした「自力で探す」形式だったのですが
日本版ではワールドマップを開けば目的地/NPCがマーキングされ、
ミニマップには対象Mob/対象オブジェクトがマーキングされる「お手軽仕様」となっております。

・アイテム課金不自由制
装備品の職業縛りや付加OP、Potの追加、PotやスキルのHP回復量の低下＆敵の強化等、
月額課金→アイテム課金への変更に向けて本来は無い「不自由」をあえて作っている部分があります。

・カオスを楽しむ日本版スペルボーン
最初にも書きましたが洋ゲー＋韓国量産ゲー風味＋アイテム課金不自由制という
非常に混沌とした状態の中ですので、色々とバランスが狂っていたり
方向性が明確で無かったり、運営/開発が迷走していたりとカオスっております。
ですが、12/4のOBverではユーザーからの提案も反映されていた(斜め上ではありますが)ので
運営のやる気を感じるコトは出来ました。
クエストの謎解きが簡単になったり、装備＆Lvゲーになっていく事に不満も感じますが、
本国のスペルボーンが不人気の為に採算が取れずアイテム課金制になった経緯を考えると
変化が必要だったのも理解出来ます。(全てを納得出来る訳では無いのですが)
運営にはユーザーの声を聞く耳が多少なりともあるようですので、
運営に文句という名の提案をしながら、混沌とした日本版スペルボーンに今少し付き合ってみようかと思います。
評価は8点でｂ