シールオンライン

プレイ期間＝正式サービス開始から断続的に

感想＝日本の運営はがんばっているようです。


特徴としては、

まず良いところ。

-要求されるPCのスペックは低め-

最近のMMOは最高クラスのCPU、グラボを要求されるものも多いですが、シールオンラインは数世代前のグラボでも十分快適に動きます。

-操作性とユーザーインターフェース-

特筆すべきは視点移動のスムーズさ。これは他のゲームにも見習って欲しいくらいです。
ゲーム中ウインドウも形や色調が見やすいようによく考えられて作られています。

-時間的拘束が少ない-

パーティプレイをガンガンやりたい！という人には逆にマイナスかもしれませんが、上級者向けパーティ必須のコンテンツ以外はソロプレイでも十分やっていけます。
ソロもしくは即席パーティ(同じ狩場でパーティを組むと経験値ボーナスがもらえるのでそれ目当て。出入りは自由です)でレベル上げや資金調達。時間があるときには友人とパーティプレイ。というのが基本スタンスになります。

-プレイヤーのマナーは比較的良い-

サービス開始から何年も続いているゲーム、かつ時間拘束が少ないので、ゲームのイメージに反してプレイヤー年齢層は少々高め。最低限の礼儀をわきまえていればまず受け入れてもらえるでしょう。
一部変な人もいますが、そこはMMOである限り仕方がないのかも・・

-日本の運営のサポート体制が良好？-

バグでアイテムがなくなった！配布されるべきものが配布されてない！
本来補償されて当然なのですが、大手MMO運営ではプレイヤー人数も問い合わせ件数も多いせいか、その種の要望が無視されることが多々あります。
このゲームではプレイヤーの問い合わせをきちんと読んで早めに対応してくれます。過疎ゆえに。


そして悪いところ。

-過疎-

知名度が圧倒的に不足しているため、新規プレイヤーは少ない。
既存プレイヤーも徐々にやめていくので、新旧プレイヤーの入れ替えに失敗しています。
社会人プレイヤーが多いため、平日昼間は繁華街もゴーストタウンと化しています。
低レベル用マップはゴールデンタイムでも誰もいない。新規はこれに耐えられるのか・・

-レベルは古参に追いつく。しかし・・-

ある程度高いレベルになるとレベルの上昇が停滞するため、既存プレイヤーもそこで停滞していることが多いです。
レベル制のゲームとしてはレベルは上がりやすいほうなので、既存プレイヤーに追いつくのは相応の手間はかかりますが、難しいというほどでもありません。

しかしそれで上級者向けコンテンツを遊べるかというと、どうあがいても無理なのです。
他のゲームと同様、このゲームにも装備品を強化するシステムがあります。
それほど強化していない装備でもレベル上げは十分にできますが、上級者向けコンテンツを遊ぼうとすると急激にハードルが上がり、ほぼ限界まで強化した装備が必須になります。
装備品の強化には莫大な手間がかかるため、ここで挫折してしまうプレイヤーが多いです。

-日本と韓国はやはり仲が悪い-

このゲームは韓国が開発し、韓国、日本など数カ国で運営されているものです。
日本運営と韓国開発の間で意思疎通がうまくいっていないようで、例を挙げると
・日本の現状に合わせてアイテムのドロップテーブルを変更させて欲しい→無視
・日本運営が立案したユーザーデザインの装備→韓国ですでに実装、日本未実装
・装備品強化成功率アップイベントを要請→低いクラスの成功率は少々上げたが、逆に高いクラスの成功率を下げた
・アップデートの度にその倍のバグ実装。アップデートパッチにウイルスが混入していたことも。
日本サイドの要望はまず通らないどころか、嫌がらせを受けているのではと思うほどです。


ゲームとしては良いほうですが、今後のアップデートにはほとんど期待できません。
現状を遊ぶ、という点でギリギリ及第点の６点としました。

長文失礼しました。