晴空物語

プレイ期間＝クローズドβ期間
感想＝キャラクターが可愛い

クローズド期間が終わったのでひとまずのレビューを。

まず晴空の良いところを挙げるとするならばキャラクターの可愛さだろう。
3D(2.8D)ゲーでここまでデフォルメされた可愛い系MMOは正直ない。聖境可愛かったが、晴空は二頭身でかなりデフォルメされている。
そのためあまりゲームに慣れていない女性(という表現はかなり古いが)や子供でもとっつきやすいと思われる。(なお筆者は20代男性)

世界観、ストーリーに関しては普通である。
読み飛ばした所でなんら問題もない。またゲームの進行自体は一本道である。
ひたすらクエストを続け、次の町へ進む。
これにより一か所にプレイヤーが集まる拠点がなく、人がまばらに見えるというのはほのぼの系MMOにしては残念なポイントだ。

さてグラフィックの次に大事なのが戦闘、システム面。

戦闘に関しては、遠距離職だとラックラク、近接職でも突撃スキルなどのおかげでさほどストレスを感じる事がなかった。MOBの湧く間隔が狭く、またすぐ湧くためどんどん狩れるのは爽快感がある。

ここで賛否両論なのがスキルのシステム。
このゲームは従来のMMOと違い、ショートカットキーではなく右、左クリックにスキルを割りあてる。すなわち即座に発動できるショートカットが2か所しかないのだ。
そのため多くの攻撃スキルを覚えてくるとどれを使うか、といったり、魔法職だと細かにショートカットを変更したりしなければならない。
そういった面では、グラフィックなどでとっつきやすい分とまどいがあるかもしれない。
手軽にスキルを出せる反面、このシステムは恐らく賛否両論だろう。
もし今後アップデートなどで、二つの方法から選べる、もしくは従来のショートカットキーのように出せるようになるとこのゲームの敷居はぐっと下がるのではないだろうか。

また職業バランスにおいては普通である。
ウォーロックがとてもバランスがよく、もう一方のソーサラーがかすんでみえてしまう。
またアサシンがあまり回避しないなど。
ただ、致命的に○○はダメ！といった地雷職がないのは○。
調整が入ったとしても、結果的にはどれかの職が秀でるのは当たり前であるため、職業バランスにおいては特に気にはならなかった。

またあまり人気がないソーサラーやアサシンは今後恐らく、雷、風、闇攻撃が出来るという利点からPTから完全にはぶられるという事は恐らくないだろう。そういった職をやる人は希少価値、同じ職の人が少ないなどの理由からモチベーションもあがる。どの職にも需要がある、この点は大変評価出来る。

あえて言うのならば、職業によって尻尾や耳が決まっているのが残念。せっかくキャラクターが可愛いのであれば、そこを限定しなくともよかったのでは。


以上色々書いたが、クローズドベータの時点では良作だろう。
自動移動をはじめ、そういった基本のインターフェイスは全てそろっているし、とっつき易さも◎。

あとはこれからのアップデート、課金、コンテンツの充実にかかっている。

出だしは好調、これからの期待も含めた8点。