ネイビーフィールド

プレイ期間＝１年　
FMOから移民

■ＰＣスペック
　動作に要求されるPCスペックを現状のオンラインゲーム平均と比較すると、かなり低い。すべて２Ｄオブジェクトなのでグラフィック処理は、ほぼＣＰＵに依存(検証例あり)なので、オンボードのグラフィックボードでも可。(ペン４の２ギガ〜で動き、３ギガだとまず問題なしらしい。)しかし、放射状に飛び交う弾すべてに判定があり、メモリ800ＭＢ以上は食うのでメモリ１ギガだと少し不安。


■おもしろさ
　「軍マニアじゃないとモチベーションが続かない…?」ということもなさそう。対人メインゲームなのにユニットのテンプレート構成枠ナシで(一部上級者用ユニットでアリ)、部屋に入る時の気軽さがいい感じの、めずらしいゲームだと思う。よってマニアではないプレイヤーも存在する。


■対戦人数
　最大64vs64人だが、落ちる人が出やすいのと対戦回数をサクサクこなしたいので、めったにその部屋が立つことは無い。★通常は14vs14〜24vs24くらい。
　夜〜深夜の人口ピーク時は対戦し放題だが、昼〜夕方は１部屋。朝は完全過疎で対戦部屋が成立しない。初心者用の低レベル部屋は、2008年末の時点でほとんど見かけなくなったが、操作方法を覚えたあと、いきなりみんなが対戦してる部屋に入っても、システム的にも場の空気的にも、味方を撃たなければ、まったく構わない。


■プレイヤー
　プレイヤーの年齢は20台後半〜50歳前後(自称)とかなり高めだが、対人戦で対戦する者同士の距離(射程距離ではなくチャット的な距離)が近いので、他のオンラインゲームの例に漏れず、オタの対話の下手さから来るトラブルはよく起こる。距離が近いだけに、この点をよく理解してないと痛い目にあうと容易に考えられる。
　既にレビューした人のコメントにある【このゲームをする事で、古来、試合で礼節が重んじられる理由を、嫌と言うほど思い知ります。】その通り。まさにコレです。
　しかし、ある程度の流れをつかんだら、部屋に入った時に「よろしく」もしくは「46(ﾖﾛ)」だけ発言し、あとは終始無言のプレイでもまったく問題ない。つまり、ほぼ無言で対戦だけ楽しみ続けることが出来るので、現実世界で対話が苦手と自覚している人も実質的に存在可能。


■初心者の難関
　慣れてきて、【自動照準】から【手動照準】に移るときが初心者最大の難関。【手動照準】が出来るようになると面白さが２倍になる。
　ユニットの育成程度にもよるが、撃った弾が全弾命中するときの感動は他のゲームでは味わえない。手動が難しいと感じたら、左右にボタンがついているゲーム用のマウスを用意し、マウス自体を船に見立てて砲塔を操作すると、すぐに慣れる。この方法はラジコン的な操作が苦手な人におすすめ。


■課金
　月額1000円or1500円のコースがあるが、あまりにも長いユニット育成期間に呆然とし、ついつい月額とは別の課金アイテムを使用してしまいがちなので、総合的に使う金額が大きくなる。課金アイテムを使うなら、まずシステムに十分慣れてから、メインで育成するユニットを２〜４つ決めて、そのユニットだけに投資すると良い。


──意図的な抑制ではないマヌケなバグも多々あるが、ゲームシステム自体は今まで様々なゲームをやってきた中では非常によく出来ているほうだと感じた。よって８点。
しかし最近少なくなったとはいえ、一部の痛いオタが場の空気をぶち壊しているので−３点。
★"蚊"にさされたと思って耐えられるほどの精神的余裕のある人は、このマイナス点を考慮外としてください。